アニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」最終話での、主人公・吉田(CV:興津和幸)と女子高生・荻原沙優(CV:市ノ瀬加那)の別れのシーンが「本当に切ない」と話題を集めている。
アニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」は、しめさば氏が手掛ける同名ライトノベルが原作。サラリーマンの吉田と家出少女・荻原沙優の奇妙な共同生活を描いたラブコメディだ。
前回の第12話では、沙優が家出の原因である母親との話し合いに挑んだ。話し合いが平行線をたどる中、母親が沙優に「あなたなんて生むんじゃなかった」と言い放つと、沙優に付き添っていた吉田は激昂。思わず母親にお茶をかけそうになるも、グッと堪えて「いい加減にして下さい」と冷静に告げた。そして、吉田は「あなた以外に沙優を育てる資格のある人間はいないんだ。だから、どうか沙優が一人で立てるようになるまで育ててやって下さい」と母親に土下座をした。吉田の真摯な態度に、視聴者からは「ホントかっこ良かった」「いい人すぎる」などの反響が寄せられた。
6月28日より順次放送中の最終話「未来」では、吉田と沙優の別れが描かれた。空港まで吉田を見送りに来た沙優は、「クラスメイトでも家族でもない吉田さんと出会えてよかった。私、吉田さんのことが好き」とこれまで秘めていた想いを告白。「そういう風に見ることはできない。俺と出会った思い出は箱にでも仕舞って、新しい人生を歩んでいってくれよ」と諭す吉田に対して、沙優は「こんな大きすぎる思い出、仕舞っておけるわけないじゃん。吉田さんが待ってなくても、絶対また会いに行くよ」と大粒の涙を流した。
大人になった沙優と吉田が再会するシーンもあり、Twitterでは「見てる側も辛かった」「本当に切ない!」「すごく爽やかなのにホロリと泣ける」「最後まで沙優が本当健気で可愛かった」「吉田さんの涙で号泣した」といった感動の声が相次いで上がっていた。
第13話「未来」
【あらすじ】
沙優を支えてほしいと、母親へ土下座を続ける吉田と兄・一颯。相次ぐ二人の懇願に、沙優の母は発作的にヒステリーを起こし……数刻を経て落ち着きを取り戻した。改めて沙優の母へ感情のまま言葉を重ねた非礼を詫びる吉田。彼女もまた、沙優の今後は互いに話し合うと約束する。沙優は、本当の意味で家出を終えることができた。
(C)しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会