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7月5日に放送されたABEMA「給与明細」では、ベテランストリッパーとして活躍するゆきみ愛さんに密着。日本で唯一の伝統芸を持つという彼女の魅力に迫った。
かつては全国で300件以上もの劇場が営業していたものの、現在では17件と激減し“消えゆく昭和の遺産”と呼ばれることもあるストリップ。そんな世界で1990年代から現在に至るまで実に27年以上現役として活躍しているのがベテランストリッパーのゆきみ愛さんだ。渋谷でスカウトされてストリップの世界に入ったという彼女は、現在は東京を拠点に全国の劇場でも活躍。この日は岐阜県岐阜市のストリップ劇場・まさご座へと出演し、ステージ上で芸を披露して圧倒的な存在感を放っていた。
実は日本で唯一の“花電車芸”の持ち主でもあるゆきみ愛さん。デビューから約1年で花電車芸を習得した彼女は、「やりたかったんです。楽しそうだったから。声が聞こえるじゃないですか、拍手していたり」と当時の思い出を振り返る。現在では他に花電車芸を行うストリッパーはおらず、ゆきみ愛さんは「一通りやっているお姐さんたちはもう引退してしまいました。誰かやらないかな。絶滅しますよ（笑）」と苦笑いを浮かべながら本音を吐露。他のストリッパーが習得しない理由については「喋らなきゃいけないのが嫌みたいです。観客全員に向けて喋ったりするので、口下手な人は嫌がる」と語った。
まさご座での公演を終えると、ファンサービスの記念撮影を実施。撮影した写真にはサインを入れて次の公演でお返しをするという。ファンからは差し入れをもらうこともあり、まるでアイドルのような人気ぶりだ。その魅力についてファン歴3年の40代主婦の女性は「最初に観た時にもゆきみさんが出てて、ダンスがかっこいいんです。オンとオフを背負う人間みたいなので、自分と重ね合わせちゃって。共感と憧れです」と説明。また、ゆきみ愛さんはストリップの仕事について「ステージに出ている時間は自分の自由な時間。ゆきみ愛と普段のプライベートと、そんなに違いがないからかもしれない」とやりがいを感じていることを明かした。
（ABEMA／給与明細より）
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