小出恵介、活動休止から4年 復帰の舞台裏を告白 「どん底に落ちても人生終わりじゃない」
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 去年8月、約2年にわたる活動休止を経て、芸能活動を再開した俳優・小出恵介(37)。今月15日から始まるABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』で主演を務めることが発表され、約4年ぶりにドラマ復帰を果たす。

【インタビュー映像】小出恵介、活動休止中の苦悩を明かす

 『酒癖50』は、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描いた物語。小出が演じるのは、お酒を嫌いになってもらうことを目的とした「Hate Alchol プログラム」の講師である主人公・酒野聖。ある企業の“酒癖が悪い50人”の社員を集め、過度な飲酒の恐ろしさを理解させながら、お酒の問題を抱える人物を解決に導いていく。

 本作で主演を務める小出に同ドラマのオファーを受けた時の心境や今後の目標などをインタビューした。

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――ドラマ『酒癖50』のオファーを受けた時の心境を教えてください。

「主演ということで、自分にできるかどうかという不安がよぎり、非常に悩みました。僕は4年間くらい休止の期間がありまして、その中でいろんな色々なことを考えたり、見つめ直したりしました。再デビューじゃないですけど、本当にゼロからっていう気持ちを強く持っています」

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――2017年に芸能活動を休止し、翌年から生活の拠点を海外に移した小出さん。ニューヨークではどのような生活を送っていましたか?

「俳優の学校に行って演技を学び直したいなと思っていたんですけど、そんなのはまだまだ全然先の話で。まずは英語というものが本当に厳しくて、街を歩くだけでも迷うし、わからないし。そこでの生活をゼロから立ち上げるってことから始まりました。留学生のような形からスタートして、月曜から金曜まで、朝9時から夕方まで授業に参加し、ずっと勉強していたような感じでした。今まで過ごしていた“俳優”とは全く違う生活でした」

――小出さんのチャレンジに対して、俳優仲間からメッセージはありましたか?

「応援されるものではないかもしれないと思うこともありましたが、思いのほか『頑張ってこい。学んでこい』という言葉をたくさんいただきました。日本で忙しく働いていたら学ぶ時間は取れませんので、『そういう時間を大事にした方がいい』とも言われました。それをちゃんと持ち帰って、改めて日本で還元といいますか、貢献していきたいなと思いました」

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――俳優として活動できない状況で背中を押してくれたという“特別な人”とは誰ですか?

「一番ご迷惑をおかけした方でもある、明石家さんまさん(66)。(ニューヨークに)行く前に相談をさせていただいたら、『とにかく行ってこい』と。『たくさん学んで、向こうでもガンガン頑張れ』とものすごく強いエネルギーで後押ししていただいて。それは僕の中で、かなり励みになりました。ニューヨークに来て1年くらい経った後に再会させていただいたんですけれども、そのときも『頑張っているか?』『いいぞいいぞ』と言っていただいて。それが非常に嬉しかったですね。一緒に現地でミュージカルを観たりですとか、過ごさせていただき、『やっぱりこっちのエンタメはすごいな!』って。(さんまも)『俺も大好きやねん』と言っていました。そういうものをたくさん吸収して頑張りたいと改めて思いました」

――ニューヨークでの生活を始めると同時に公式「インスタグラム」を開設したそうですが、ファンからのメッセージはどう受け止めていますか?

「やっぱり励みになります。もう1回ファンの方に向き合うといいますか、そういった機会を作りたいなと思っていました。ファンの方のメッセージによると、“いつ日本で(小出の姿を)見られるのですか?”という意見が非常に多いので、やっとその機会ができてきたかなというのが嬉しいですね」

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――『酒癖50』のテーマの1つは「人間の弱さ」。撮影を通して感じた「人間の弱さ」や強さをどう受け止めましたか?

「(同ドラマは)お酒を飲むことで色々なトラブルが発生して、(僕が)みんなに講習するんですけど、それでも(お酒を)やめられない。その結果、(酒癖の悪い社員が)とんでもない運命に翻弄されるというエピソード。(作中に)『人は自分の身に起きるまでは他人事。僕もそうでしたから』というセリフがあるんですけれど、その通りだなというか。自分の身に起きて初めて気づく、でも気づいた時には遅い。エピソードごとに、主人公がかなりどん底まで転げ落ちるんですよね。でもそれを受け止めて、そこから一歩が踏み出せるかどうか。“どれだけのことが起きても、前を向いて立ち上がっていかなきゃいけない”というのは普遍的なことですし、その人間ドラマっていうんですかね。そういう部分でやっぱり生き続けなきゃいけないということは、僕もこのドラマで演じて改めて感じました。どん底に落ちても人生は終わりじゃないっていうところですかね」

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――俳優としての“再出発”を果たした小出さん。今後の目標を教えてください。

「こうして日本で活動を再開させていくというのは、まだ始まった段階。ここから本当に頑張っていきたいという思いがありつつも、海外でのエンタメに挑戦したいという思いも強いので、積極的に挑戦していきたいなと思っています。もちろん簡単なことではないんですけど、英語の部分も含めて勉強を続けながらやっていきたいですね」

(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)

苦悩・転機・恩人…ドラマ復帰の舞台裏を告白
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