穏やかなコアラからは想像できない、驚きの生態を紹介している投稿が話題になっている。
「メスがこの顔の時は『近づくな』のサインなのでコアラのオスのみなさんはよく覚えといてください」
【映像】コアラの“ゾンビ”みたいな鳴き声も紹介(2:18~)
この文章とともに「淡路ファームパーク イングランドの丘」のTwitterに投稿されたのは、コアラが口を開けて威嚇している写真だ。
「普段コアラはあまり表情をかえたり鳴いたりしない動物なんですけど、月に1回、メスに発情期がくる。オスを受け入れたくない時や発情がピークに達していない時、威嚇して追い払う行動をとります」(淡路ファームパーク イングランドの丘 飼育担当長・後藤敦さん)
この投稿のコメントでは、「肝に銘じます」と受け入れる人や「うちのパートナー 平常運転がこの表情です」など様々な反響があった。普段より多くの“いいね”がついているが、その要因については「意外性」だったのではないかとの見方を示す。
「『コアラがこんな顔するんだ』っていう。私たちは月に1回は見る光景なので新鮮さはないんですが、コアラを普段見ない人からすると、初めて見るもの(表情)だったということで、『あ、そうか。こういうものをお伝えしたいな』という刺激にはなりました」(同)
別の日のTwitterでは、「太ゾンビみたいなオスの声に対してメスが細ゾンビみたいな声を出したらフラれたことになります」というコアラの求愛行動を投稿し、意外なコアラの鳴き声も紹介した。
後藤さんは、「動物の生態をユーモアを加えてお伝えする際に、面白さみたいなものだけが先走ってしまって、本来のこちらの伝えたい趣旨が伝わらなかったらいけないなと、気をつけながら投稿しています」とも明かした。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)