ABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』で、約4年ぶりに俳優活動を本格的に再始動させた小出恵介が16日、TFM『JUMP UP MELODIES TOP 20』にゲスト出演。『酒癖50』脚本家で番組パーソナリティーの鈴木おさむと、ドラマオファー時のリアクションや第1話が配信されたばかりの現在の心境を語り合った。
主演オファー時の心境を聞かれた小出は「本当に驚いたというか、冗談なのかなと。いただいたプロットにはおどろおどろしい書体で『酒癖50』と書いてあったので、どういう風に受け止めていいのかわからず…。一旦プロットを横に置きました」と戸惑い。それでも「おさむさんからのお話だし、頑張りたいと思った」と、かつて映画『ボクたちの交換日記』でタッグを組んだ鈴木の作品だからこそ引き受けたと明かした。
『酒癖50』は、酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや醜さをオムニバス形式で描く連続ドラマ。酒の恐ろしさを知らしめるHate Alcoholプログラムを行う謎の男・酒野聖を小出がダークに演じている。
初回は昨日15日から配信スタート。完成した作品に小出は「こんなドラマやったこともないし、見たことがない。台本以上にパンチが強くなっていて、濃いなとも思った。今の時代には見られないエピソードもあるし、地上波だったら完全にアウト」と衝撃作と自負。それに鈴木も「Netflixでもできないものを作りたかった」と狙いを説明した。
後半の第5話と第6話では酒野聖の秘密が明らかになり、意外な人物との共演もある。鈴木は「酒野聖の背景を描く上で、小出君自身の紆余曲折のあった人生もリンクさせた」と創作秘話を打ち明けると、小出は「（僕の人生に）思い切り引っかかっていて、セリフを言うのとは違う感情が生まれた。演技とは違う今まで感じたことのない演技体験だった。すごい内容」と予告し「本当にビックリ。一度台本を置きましたから。『ちょっと待って、そこまでやるの!?』って」と苦笑いだった。
小出が復帰までの心境を赤裸々に語るメイキングドキュメンタリー『Re:START ～小出恵介 4年目の告白～』も配信。インタビュアーを務めた鈴木は「小出君はすべてのことをカメラの前でさらけ出してくれた。それも凄い」と小出の覚悟に唸ると、当の小出は「汗かきっぱなし！おさむさんの聞き出す力が凄くて。言わざるを得ない空気があった」と思い出し笑いだった。
ドラマの内容も含めて、『酒癖50』の情報が解禁された際にはSNSを中心に大きな話題になった。鈴木が「ネガティブな反応や感想もあるのかと思ったけれど、少なかった」と世間の受け入れ方に胸をなでおろすと、小出も「温かい反応をいただきました。ドラマ配信後には『エンタメだけれど、胸にズシンと来る作品』などとも言われました」と好意的なリアクションに嬉しそうだった。
