「感情が入り乱れていた」小出恵介、『酒癖50』撮影初日の心境明かす
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 俳優・小出恵介(37)が主演を務めるドラマ『酒癖50』は、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描いた物語。小出演じる「酒野聖」は、ある企業の“酒癖が悪い50人”の社員を集め、過度な飲酒の恐ろしさを理解させながら、お酒の問題を抱える人々を解決に導いていく。

【インタビュー映像】現場でハラハラ「こんな撮影なかった」(4分25秒ごろ~)

 本作で主演を務める小出に、役作りに苦労した点や撮影初日の心境などをインタビューした。

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――役を演じるうえで苦労したことはありますか?

「題材が結構攻めているといいますか、かなり色を帯びているので、どういう作品になるんだろうっていう不安もありました。自分が演じるのが『酒野聖』っていう名前ですので、どんなキャラクターなんだろうっていうことですとか、怖々やっていました。(自分が)酒癖の悪い社員たちを更生するといいますかナビゲートする役ですので、キャラクターもかなり強めに作ってみました」

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――講習会の参加者に対して挑発的な言葉で指導する役柄を演じた小出さん。印象に残っているシーンやセリフを教えてください。

「『このプログラムを通して、みなさんにはお酒を大嫌いになっていただきます』というすごい宣言があるんですね。受け手からしたら『は?』という話だと思うんですけれども、そのセリフが印象深いですよね。ジョーカーじゃないですけど悪の権化というか、ちょっと不穏な雰囲気もあったのでヒール役でもあるような気もするんですよね」

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――今回が復帰後初の主演ドラマということで、撮影初日はどのような心境でしたか?

「初日は案の定めちゃくちゃ緊張しました。(それ)と同時に高揚感といいますか。久しぶりの現場っていうことで、ちゃんとセリフを言えるかとか、撮影どんな感じだったっけとか、初歩的なレベルから不安になりました。もう色々な感情が入り乱れていましたね」

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――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

「内容的にも相当攻めている作品だったですけれども、作っていくなかで脚本を読んだ印象よりもさらに攻めて撮っていったように思います。内容もエピソードも『こんな撮影なかった』(という)ような撮影が多かったので、本当にハラハラしていました。他の共演者の方も、すごく攻めた演技をされるなと見ていました」

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――『酒癖50』の脚本を手掛けたのは、放送作家の鈴木おさむ氏。過去に他の作品で接点があったそうですが、今回共演した際の印象を教えてください。

「作品に入る前にリモートで打ち合わせをさせていただいたんです。その時におさむさんは『この作品に僕は爆弾を落とします』っていうふうにおっしゃっていたんですけど、本当にそういう内容ですし、セリフが非常に鮮やかというか、他の作品では言わないような直接的な表現とかが多いですね。『それ言ったら身も蓋もないだろ』っていうようなことがセリフで出てきたりですとか、すごくエグいことも言いますし、結構ハードルが高いなっていうのはありましたね」

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――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

「非常に身につまされる物語でもありますし、お酒っていうものは自分の割と身近にあるテーマだと思うんですよね。これは一つの作品なんですけれども、ドラマのエンタメとしてこういうことも起こりうるよっていう提示と言いますか。なので、これを見てちょっとどこかヒヤッとしたり、でもやっぱりドラマでエンタメの作品なので、楽しむということもしていただきたいなと思いますね」(『ABEMA NEWS』より)

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