透明で細長く、神秘的な見た目をしているこの魚。実はウナギで、しかも国内で新たに発見された「レアウナギ」だ。
体長は5cmほどの稚魚で、琉球大学などでつくるチームが沖縄県で発見。今年になってその存在が発表された。このウナギは元々、フィリピンのルソン島を中心に生息が確認されていたが、国内での新発見に伴って「ウグマウナギ」という和名もつけられた。
「ウグマ」とは、沖縄の方言で“ごま”を意味する。成魚の体の表面にもごまのような黒い斑点模様があることから、この名前がついた。これで、国内に生息するウナギは絶滅危惧種のニホンウナギ、大型のオオウナギ、ニューギニアウナギとあわせて4種になる。
琉球大学の立原一憲教授は「『ウグマウナギ』の成魚の採集が次の目標です」と話している。
(『ABEMA Morning』より)