8月6日(金)20時20分より、グローバルガールズグループオーディション番組『Girls Planet 999 : 少女祭典』が、ABEMAにて独占配信された。日本・韓国・中国から33名ずつ選ばれた、計99名の少女が参戦する大規模なグローバルガールズグループデビュープロジェクトとなる本番組。初回からユニットごとにパフォーマンスを行い、生き残りをかけて少女たちが火花を散らした。
▶動画:最初のパフォーマンスで早くも命運が別れる!(『Girls Planet 999』第1話)
『Girls Planet 999 : 少女祭典』は、ENHYPENが誕生し話題となった『I-LAND』など、人気オーディション番組を手掛ける韓国を代表するエンターテインメント企業CJ ENMによる、新たなオーディションプロジェクト。日本・韓国・中国の少女たち99名が、ガールズグループデビューの座を射止めるため、パフォーマンス対決を行う。少女たちの中には、現役アイドルや『PRODUCE 48』『Nizi Project』出演者など、ビジュアルと実力を兼ね揃えた強者が勢ぞろい。超大型オーディション番組からデビューするのは一体誰か、放送前から注目が集まっていた。
近代的な舞台に少女たち99人が集合!同じ練習生時代のメンバーと感動の再会も
オーディション会場となる舞台に、韓国(K)・中国(C)・日本(J)からそれぞれひとりずつ、3名の組となり入場する。白と紫を基調にした近未来的空間の巨大セットに、「何だろう?」「どうする?」「緊張しますね」と言い合いながら、戸惑いを隠せない少女たち。99人の中には、茶目っ気たっぷりに「カメラがいっぱいある!」とはしゃぐ少女もいれば、『クレヨンしんちゃん』の物真似で、会場を沸かそうとする者も。そして、「もしかしてJYPにいましたか?」、「そうです!」と練習生時代にともに励んだ同士が、感動の再会を果たすシーンも見られた。
少女たちが揃った後、MCのプラネットマスター、ヨ・ジングが登場。少女たちは歓喜し、思わず「本物だ!」と興奮の声も上がる。ジングの颯爽とした登場に、頬を赤らめる少女の姿もあった。K-POPマスター(専門家)として登場したのは、ティファニーとソンミ。「本当に美しいです…」と、少女たちは輝きに目を奪われていた。そのほか、各分野の専門家マスターも続々集まり、いよいよオーディションが始まる空気が漂った。
99名から9名へ、厳しい審査に少女たちがざわざわ…
それから、本オーディションのルール説明が行われた。ミッションごとに、プラネットマスターたちによる審査、加えてK-POPグローバルファンのプラネットガーディアンによる投票が行われ、生き残りが決まる。最終的に残るのは99名から9名のみで、「プラネットTOP9」の称号を与えられる。また、現在KCJの3名がパートナーのように座っているが、この組み合わせをガールズプラネット最小単位のCELLと呼び、この3人はプラネットガーディアンの投票によって、ともに生存するか、ともに脱落するか、運命共同体となると発表された。
連帯責任が発生することについて、少女たちは「私たちのうち、ひとり脱落したらみんな脱落するの?!」とざわつく。ただし、KCJそれぞれのグループで作られたユニットのステージを見ながら、現在のCELLを維持するか、新たなCELLを作り出すのか、選択し判断することができるという。以降は、そのためのプラネット探索戦が始められた。ステージが終わったら、マスターたちが選んだ9人に自分のCELLを再調整する優先権が与えられるという。シグナルソングの評価では、個人の順位が与えられており、少女がつけているそれぞれの名札にはKCJの1~33位までの順位が記載され、この順位は各ユニットの始まる直前にすべて公開されることになった。
早速最初のユニットがスタート。Cグループの4名が登場し、「最強ビジュアルキラーです」と、にこやかに自己紹介。シグナルソングの順位も同時に発表されると、1位と33位が入り混じっているグループであることが発覚。1位のシェン・シャオティンに、マスターが「あなたはどうして1位だと思う?」と質問すると、「1位になりたいと思いベストを尽くし、いい姿を見せることが目標だったから」と、はきはき答えた。
4人のステージがスタートすると、マスターたちは目を光らせる。「ボーカルが残念でしたね」「ファン・シンチャオさんはメインボーカルだったけど、クライマックスでミスがあって残念だった」と言い合うなか、「シェン・シャオティンさんには言うことはないです。ステージを掌握していました」と、良い評価が下る。結果、「TOP9候補はシャオティン」と発表された。
続いて、Jグループから5名が登場し、「ぴょーんと現れるキラキラ光るクリスタルガールズです」と自己紹介を行った。「すごくかわいいと思う!」と見ていた少女たちも夢中になり、中でも9位につけている川口ゆりなは、日本で俳優として活動中。「BoAさんが好きで小学校のときはKARA、少女時代のファンクラブに入っていました。ずっと韓国のアーティストが寄り添ってくれていて、そういう存在になりたい。夢を追いかけたい」と、川口は熱心に思いをVTRで語る。
そろったパフォーマンスを見せた5名だったが、マスターたちは「難しいな」と、やや渋い表情。「ダンスをするとき、下半身をうまく使えていない」という指摘もあった。ただし、「ゆりなさん、息遣いがとても安定、トーンも安定していた」という評価を受け、TOP9の候補は川口ひとりに。
C、Jときたところで、次はKグループから3名が登場、「日頃はかわいいけど、ステージの上ではカリスマあふれる、ふわふわのもちもちの大福です」とキュートに自己紹介。いざパフォーマンスとなると、立ち姿から「オーラがすごい」と言われ、見ていた少女たちが「鳥肌がすごい」、「本当に上手」、「素敵」と絶賛。マスターも「3人とも安定していました。観ていて鳥肌が立ちました。引き込む力がないと魅力が感じられないけど、オーラが感じられました。本当に上手ですごかったです」と3人を褒めた。結果、候補となったのはアン・ジョンミンで、「声が本当によかったです。ビブラートが素敵。ボーカル面で、いろいろなものを見られたら」という理由を発表されていた。
続いてはKグループから、シグナルソングが10位、22位というソ・ヨンウン&ユン・ジアコンビがやってきた。「ダンスのレストラン。ホッと辛いホットソースです」と一風変わった自己紹介をして、場を明るくするトークにマスター勢からも、笑みが思わずこぼれる。ふたりのパフォーマンスは、ボーイズグループの『英雄』。音楽が流れると、表情がくるりと変わり、鋭い目つきとなり力強いパフォーマンスを披露した。盛り上がる場内は拍手喝采で、マスターも「ソ・ヨンウンさんに目力でつき抜かれた感じでした」と絶賛。TOP9候補にはふたりそろってインし、うれしさのあまりハグして泣いてしまっていた。
次もコンビのふたりで、Jグループから2位と17位が揃った。手をつないで登場したふたりのうち、2位の坂本舞白は元JYP練習生。さすがのダンスの上手さを見せつけ、パフォーマンス終了後、マスターから「最初のスタートからとてもよかったです」と言わしめる。さらに、「腕のテンションが、練習をたくさんした感じがします」、「激しい動作に関わらずボーカルもよかったのでびっくりしました」と称賛コメントが相次いでいた。
日本人・江崎ひかるの高い演技力に会場が揺れる!
Jグループ1位の江崎ひかるを含む、計4名が次の出番となり、「プラネットガーディアンにハートを送ります。バーンクラッシュです」と自己紹介した。マスターが「江崎さんはオーディションの映像を見たときから才能にあふれていました」と告げると、江崎は「もともと歌もダンスも下手で、夢のためにすごく努力して、やっと、自分を見つけてきた気がします」と控えめに返答。マスターは「努力型の才能とは、楽しみですね」と期待を寄せた。
パフォーマンス曲はBLACKPINKのヒット曲『BOOMBAYAH』。完成度高く歌い、踊ってみせる4人の姿に、少女たちからも「上手!」「かっこいい!」「ライブを見てるみたい」という声が飛び出した。マスターも「これまで見てきたステージの中でダンスは本当にうまかった。エネルギーもとてもよかった、ディテールもよく生かされていました。江崎さんが、リズムを最後まで逃さない」と前評判通り、江崎をべた褒め。最終的なTOP9候補は野中紗奈、江崎ひかるの2名が選出された。
続いては、Kグループから1位と2位、19位という3名が堂々と登場。「私たちは3人の魅力があふれる、シューティングスターです」と自己紹介をした後、曲はK/DAの『POP/STARS』という難曲を披露することに。オープニングから「ポーズがすごい」と少女たちの目を釘付けにさせ、「鳥肌が立った」「なんでこんな上手なの?さすがKグループ」と驚く声も。マスターは、「パワーもあるし、観客を惹きつける魅力もあふれていた、上手」と言いながらも、「どれくらい集中させるのか、引き込ませるのか。そういう意味ではキム・スヨンさんがよかったと思う」と、19位のスヨンに注目した。TOP9候補に選ばれたのもスヨンのみとなり、1、2位のふたりについて「才能はあるけど、オーラがない。みんな上手だったけど、オーラも本当に大事だから」と評し、予想外の結果となった。
その後も、Kグループから末っ子の4名が「シュッシュッポッポ」と連なって登場。少女たちからも「かわいいよ~」という声が上がり、「かわいくてシックなモンスターベビーです」と自己紹介する。4Minuteのパワフルな曲を披露するとなり、「赤ちゃんみたいでかわいいけど、かわいかったらこの曲はダメ」という声もあった中、かわいさは封印してパワフルなステージを見せる。途中、マイクパックが落ちるハプニングもあったものの、難なく乗り越える気丈さも。それがマスターに受け、終了後はマスターたちが全員スタンディングオベーション。候補はカン・イェソ、キム・セイン、グイン・マヤ、イ・チェユンの全員で、感激のあまり4人とも号泣していた。
Kグループが続いた後は、Cグループから31位、32位の双子が手を振りながら登場。「私たちはまったく違う双子です。かっこいい妹、リャン・チャオ、かわいいお姉さん、リャン・ジャオです」と自己紹介すると、「お人形さんみたいでかわいいいね~」とマスターたちも思わず目じりを下げる。パフォーマンス中も「かわいい」と盛り上がるも、TOP9候補はなしとなった。
その後も何グループかパフォーマンスを披露したものの、練習不足や実力不足が目立つパフォーマンスに、マスターたちも下を向きため息をつく始末。「全体的にエネルギーがありませんでした」や、「怒りがこみあげてきて目が覚めた」、「学芸会みたい」など、厳しい評価で続々とTOP9候補から外されていった。
自信たっぷりのフー・ヤーニンにユジン「負けられない」ピリつくシーンも
この日、一番の注目パフォーマンスとなったのは、Cグループからの5人。笑顔も一切なしで登場し、「私たちは本当にパワフルな子たちです」と足踏みしながら自己紹介を行った。実施曲はCLCの『HELICOPTER』。今回、99名の中にCLCのオリジナルメンバーもいるとマスターから振られると、フー・ヤーニンは「自信、あります。ここにいらっしゃいますけど、私たちはまた違う魅力をお見せできると思います」と宣戦布告する。ピリつく場内だったが、「(オリメンの)チェ・ユジンに一言言うなら?」という質問には、『HELICOPTER』の一部を歌って返事をするという、さらなる挑発も。思わずユジンも、「負けられないですよね。一言言いたい。ダンスで表現します」と席から対抗してみせた。
実際、パフォーマンスの段になると、オープニングからエンディングまで、しっかりとしたダンスと歌で圧巻のステージとなり、当のユジンも拍手で健闘を認めた。マスターからは「オーラとエネルギーがとてもいいです」というコメントや、「フー・ヤーニンさんはテンションを引き上げて引っ張っていたから、この曲のムードに合わせるように、ほかのメンバーもついてきたんだと思う」という評価がされた。TOP9候補はツァイ・ビーン、ジアイ、フー・ヤーニンとなった。
放送の終盤では、CLCのオリジナルメンバー、チェ・ユジンが登場。7年活動していた実力派とあり、少女たちも羨望の眼差しでステージを見る。ユジンは「さわやかな魅力とパワフルなステージの掌握力を持っている、万能エンターテイナーです」と自己紹介。マスターから「『HELICOPTER』を見た感想は?」と尋ねられると、「パワフルでエネルギーがあふれていて、歌がよかったです」とにっこり答えた。そして、パフォーマンスは次週に持ち越しとなった。
次回の『Girls Planet 999 : 少女祭典』は8月13日(金)20時20分よりスタート。なお#1はABEMAビデオにて無料で配信中だ。