小出恵介と小池徹平がABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』で、人気テレビドラマ『ごくせん(第2シリーズ)』以来約16年ぶりの共演を果たした。お互いを「同級生みたい」と表す二人は、劇中でも「親友であり戦友」という現実にも似た設定を演じている。小出の連続ドラマ復帰作での小池の参戦に加えて親友という設定に、視聴者からは「ごくせん思い出しちゃう」「ふたりの共演、楽しみにしてた!」「心から嬉しい!」などの声が多数挙がっている。さらに小池が出演する第5話には『ごくせん』ファンに向けて粋なオマージュも施されており、二人の16年ぶりの再会を捉えた第5話は、まさしく神回となった。
第5話で描かれるのは、小出扮する謎の男・酒野聖のバックグラウンド。酒の恐ろしさを知らしめるHate Alcoholプログラムを始めた本当の理由が、酒野の口から衝撃を伴って語られる。小池が演じるのは、中学時代からの酒野の親友・武山。二人は育ってきた環境が似ており、不良の道に進みそうになった武山を酒野が救ったという過去がある。
酒野はベンチャー企業を立ち上げ、時を同じくして武山もBarを開店。ジャンルは違えども一国一城の主として、変わらず互いをリスペクトし合っている。しかし酒野の会社が急成長するに従い、酒野の酒の飲み方は乱暴になり、武山との友情にも亀裂が生じ始める。
『ごくせん』ファンに向けたオマージュは、武山の店で二人が行う起業&開店祝いの祝杯シーン。武山は、怪我を理由に野球を辞めて、家計を支えるために建築現場のバイトに明け暮れていた学生時代を語り出す。エネルギーをぶつける場所を見出すことができず、徐々に不良たちとつるむようになった武山を見かねて手を差し伸べたのが、酒野だった。
武山は「俺の手を取って『ここはお前のいる場所じゃねえから』って。俺の手を引っ張って歩きながら泣いてるんだ。『お前の夢が断たれたのは俺だって悲しい。だからこれ以上悲しませんな』ってな。野球できなくなって悲しいのは俺だけじゃなかったんだよな」と、酒野が忘れかけていた大切なものを思い出させてくれた感謝する。
すると酒野も言う。「親友を超えた戦友?」。武山は「兄弟?」と微笑み、酒野も「まあ言葉では言い表せない関係だわ」と微笑み返す。そして酒野は「絶対上場させてやる!だから武山もこの店絶対成功させろよ!」と改めて互いの成功を誓い合う。美味い酒を飲んで笑い合う酒野と武山。そんな激熱エモーショナルエピソードの背景に流れるのは、16年前の『ごくせん』風ミュージック。まるで二人の邂逅を祝福するかのよう。小池が再び出演する次回『酒癖50』では一体どのようなドラマが展開するのか?期待して最終回の放送を待ちたい。