SKY-HIが個人資産1億円を投じて主催したオーディション「THE FIRST」。Huluでの本放送のほか、日本テレビ系『スッキリ』でも大きく取り上げられ、大きな話題になった本オーディションから、7人組ボーイズグループ『BE:FIRST』が誕生しました。
半年間に及ぶ審査の結果、念願のデビューを掴み取った7人に、オーディションを終えた現在の気持ちと、今後の野望を聞きました。
アーティスト
2021年、SKY-HIが起業したばかりの会社BMSGで主催したボーイズグループオーディション「THE FIRST」から生まれた、SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOの7人組ダンス&ボーカルユニット。
『BE:FIRST』7人組でのデビューが決定後の率直な気持ち
ーーグループ結成、おめでとうございます。もともと5人組予定だったオーディションですが、この7人組になったんですね。
RYOKI
ずっと5人組をイメージしていたので、SKY-HIさんから「7人グループにします」と言われたときは「おおっ!」って感じで。衝撃でしたね。
でも、改めてメンバーが決まってから考えると、この7人なら必然的にそうなるなって思えたし、バランスが取れていると感じました。
JUNON
僕は自分が呼ばれるかどうか緊張していたので、純粋に「デビュー枠が2人分増えた!」という気持ちでしたね。「グループ像はどうなるのかな?」とも想像しました。
LEO
JUNONと同じで、呼ばれるかどうかの緊張感が大きくて。僕は一番最後に名前を呼ばれたので、背中に心臓があるくらい全身バクバクしてました。
RYUHEI
SKY-HIさんから、「『BE:FIRST』の7文字の文字通りの7人です」と言われた時も、緊張のあまり理解が追いつかなかったです。
想像するグループ像はガラッと変わるけど、5人と7人でパフォーマンスにも違いと幅が出ると思いました。
MANATO
最初からずっと5人編成を意識して、審査中も「5人でのパフォーマンス」を意識していたので、驚きはありましたね。
RYUHEIも言いましたけど、人数が増えるだけでいろんなことができると思うので、今はまた7人でのバランスを想像しています。
SOTA
SKY-HIさんからグループ名の発表があった後、僕は最初に名前を呼ばれたんです。頭が真っ白になったけれど、一人ひとりの名前を聞いて、「この7人でデビューするんだ」と実感がわいてきました。
「個性を大事に」を掲げたグループなので、一緒にやってきたみんなのことを考えて。
SHUNTO
僕は最終審査パフォーマンスの余韻が残っている状態で頭がフワフワしていたので、緊張感はなくて。
2番目に呼んでもらえて「よっしゃ!」って。
ーーみなさん、自信はありましたか? 受かった場合と選ばれなかった場合のコメントは、両方用意していたんでしょうか。
SHUNTO
コメント、全然考えられなかったです(笑)。
最終審査というよりも「音楽を最大限楽しんで、これだけ練習したんだから5人の音楽で届けよう」と思って、パフォーマンス中も表現者として頑張りました。
ステージが終わった後は、なにも言葉が出てこない状態で。
SOTA
半年間の集大成なので、「結果よりも、今までの力を発揮したい!」という気持ちのほうが強かったですね。
受かるため、というよりベストパフォーマンスすることを考えていました。
「楽しかった!やりきった!」という気持ちがあふれた中で、コメントするのが難しかったです。
MANATO
自信はあったけれど、不安は大きかったです。結果発表までの待ち時間、コメントを考えようにも言葉が出てこなくて。
やりきった実感があって、うれしさが勝ってました。
最終審査、一緒にデビューできなかった仲間たちとの約束
ーーデビューできたよろこびはもちろん、一緒に半年間頑張ってきた仲間が脱落した寂しさもあったと思います。最後には、どんなやりとりがありましたか。
LEO
これまで脱落したメンバーも、最終審査を現場で観てくれたんです。
「デビュー場所は違えど、また絶対繋がれるし、ステージで会おう!」と、みんなで約束しました。
SOTA
脱落したみんな、絶対音楽は続けるだろうしまた会えるという安心感がありました。想像以上に明るく話せましたね。
RYUHEI
SOTAくんが言ったように、予想以上にハッピーな終わり方で。
SKY-HIさんは音楽をやっている人への愛情がとても深いし、僕も「SKY-HIさんなら、落ちた人もきっと応援してくれる!」と思えるんです。
SHOTAくんも、SKY-HIさんから「また一緒に音楽を作りましょう」って言われて泣いてて。みんなSHOTAくんのことが大好きだったし、チーム全員で泣きました。
MANATO
REIちゃんも、すべてのステージが終わった後に僕にばーっとハグしに来てくれて。彼は選ばれなかったけど、僕のデビューをすごく喜んでくれてたんです。「なんて心が綺麗なんだろう」と思いました。
RYUHEI
RANくんもとにかく優しいし、ちゃんとライバル心があったし、知らないうちに僕を育ててくれる感覚があって。
「RYUHEIのしなやかな動きはすごい!でも、RYUHEIにないものは俺が持ってるからライバルだな!」って言ってくれて。愛情をもらうだけで、人はこんなに成長できるんだ!と思えたし、印象的でした。
オーディションからは見えない普段のキャラは?
LEO
練習中はにぎやかだけど、食堂とかお風呂とかオフの時間は男子校のノリで永遠に笑っていますね。
『スッキリ』さんとか『Hulu』さんの番組を通した自分たちのイメージとは、だいぶ違うのかもしれない(笑)。
RYUHEI
どうしてもみんなきちっとした場面がクローズアップされるけど、見えない部分は割とふざけて遊んでたよね(笑)。みんな、ギャップはあります。
SOTA
僕はタレ目だし、昔から「おっとりしてる」ってイメージを持たれていたけど、番組を観てくださっている方からはクール系だと思われることが多くてびっくりしました。
LEO
そうそう、SOTAくんは全然違うんですよ~。クールでもないし、おっとりでもないし。超元気です!
SOTA
MANATOは思った以上に負けず嫌いだし向上心があるよね。ずっと同じチームで見てたんですけど、ずっと弱点克服を考えて、朝練マスター!
RYUHEIもギャップがすごい。ステージ上だと大人びているけど、まだ14歳だし、可愛いです(笑)。
ーー結成したばかりですが、グループのリーダーは決まりましたか?
LEO
リーダーは作らない……というチーム認識ですね。全員がそれぞれ、リーダーになれるのかなと。
なにかあったときに号令をかける、くらいの立ち位置になるのかな?号令係、学級委員みたいな。
MANATO
一人ひとりが背負う、みたいなね。
他のメンバー全員
(じっくりとうなずく)
ーーと、リーダーなしでいいという意見がありましたが……「実は自分がリーダーやりたい!」という方、正直に手をあげてみてください。
LEO
はいっ!
他のメンバー全員
あはは(笑)!!!
LEO
リーダーの肩書は欲しいもん(笑)!
でも、号令係でいい。みんながチームをひっぱって行く感じでお願いします(笑)。
この7人でデビュー出来たよろこびを噛み締め、名実ともに音楽で1位をとりたい
ーーー改めて、この7人のデビューメンバーが確定したときの感想や決意は。
RYOKI
これまでにない、色んな系統のメンバーがいるグループだ!と、最初からわくわくしています。
「型破り上等!」でカマしていけたらうれしいし、世界に通用するグループにします。いや、宇宙とりたい!
LEO
火星くらいまで行かないと!
RYOKI
限界や天井を決めずに、どこまでもいけるとこまでいきたい。
唯一無二のグループで、個性を爆発させたいです。
JUNON
本当に、7人それぞれの色の個性が強調されたグループができる!と思っています。ワールドツアー、やりたいですね。
LEO
世界をとる!活動はどんどん大きくしたいし、もちろん根っこは音楽ファーストでいたいですね。
ここにいるみんな、音楽が心の底からずっと好きなのがわかってるから安心感はあります。どんなに忙しくなっても、「音楽好き、楽しい!」って走り続けたいですね。
RYUHEI
見てくれる人を満足させられるように、でも自分自身には決して満足することなく、常にストイックに行きたいです。
現状に満足せずに努力を続けている人が理想だから、グループもそうしたいですね。
SHUNTO
音楽ファースト、クリエイティブファースト、クオリティファースト、アーティシズムファーストの4つを軸に、全員が主人公で、サブがいないアベンジャーズみたいなグループにします。
SOTA
一人ひとりだけで映画が1本できるくらいのものをカマしたいです。そうなることで「5人じゃなくて、7人組でよかったね」って思っていただけるんじゃないかなと考えています。
MANATO
「ファースト」を掲げるのだから、各チャートでも1位になりたいです。目に見えるかたちで頂点をとってこそ、たくさんの人に聴いてもらえるんだと思います。
だからといって、順位だけを考えず、個性を殺さず。それぞれの魅力をかけ合わせていきたい。直近の目標でいうと、みんなで曲を作りたいですね。
SHUNTO
そうだね。今の日本の音楽シーンを、7人で変えていきたいです。そのためのオーディションだったので。
JUNON
ボーイズグループとして、アーティストとしてやっていきたいという共通意識があるので、世間にもそう認識してもらえるように技術を磨きたいですね。
それぞれが歌・ダンス・ラップに対して高いクオリティとポテンシャルを持っているのと同時に、作詞・作曲・コレオグラフにまで発揮される音楽的感度の高さ、そして七者七様の個性を持った華やかさ。
BMSGにとって最初のボーイズグループであると同時に、日本にとっても変革を巻き起こす最初のグループ。
誰しもがオンリーワンでありながら、自分を磨くことを忘れなかったナンバーワンであることに誇りと愛を持ち続け、そしてすべての他者が自分と同じようなナンバーワンを持っていることにリスペクトを持ち続けてほしい、そして誰から見てもナンバーワンであり続けることを志してほしいとの理由から、番組の最終回でSKY-HIから「BE:FIRST」と名付けられたこの7人組が、日本、アジア、そして世界へと向けて偉大なる最初の一歩目を踏み出す。