小出恵介と小池徹平が『ごくせん(第2シリーズ)』以来約16年ぶりに共演する、ABEMAオリジナルのドラマ『酒癖50』がついに最終回を迎える。小出の俳優本格的復帰作のラストを飾るのは、ハード&エモーションが共存したショッキングな展開。酒に根差した愚かな振る舞いによって唯一無二の親友・武山(小池)を獄中に送り込んでしまった酒野(小出)。一度は断酒を誓うものの、酒野の右腕・村上の計略によって再びのアルコール地獄に身を堕としていく。
【予告映像】罪なき親友を疑い、ついには殺人依頼…小出恵介、泥酔アルコールモンスターに!『酒癖50』最終話
自分の身代わりで武山が逮捕されたことをきっかけに、一度は断酒を誓った酒野。自らが立ち上げたベンチャー企業が順調に業績を伸ばす一方で、酒野は武山に対する罪悪感を心に抱え込んでいた。それを察した右腕の村上は酒野に代わって武山と面会をするが、そこで村上は出所間近の武山に対して「出所しても酒野さんには会わないであげてください」と酒野との関係を断つように迫る。一方の酒野に対しては「武山さんはずいぶん変わった。酒野さんに対する恨みが膨らんでいる」とウソを吹き込み、武山と距離を取らせることに成功する。
「そんな…」。シビアな現実を忘れ去ろうとするかのように、酒野はついにアルコールを解禁。一瞬にして深酒にハマり、高級ラウンジで美女をはべらせ、ラッパ飲み、テキーラ一気飲み、アルハラ&パワハラは当たり前。連日連夜アルコールにおぼれ、仕事もまともにできない酒野の痴態に社員たちも不安と不満を募らせ、いつしか「村上社長待望論」が持ち上がるようになる。
そんな追い風の中で村上は、泥酔して店で暴れるのがルーティンとなったアルコールモンスターの酒野にこう囁く。「(武山が)うちの会社のことも酒野さんの人生も全部ぶっ壊してやるって。もう酒野さんの知ってる武山さんじゃない。恨みに支配された悪魔です。手は一つ!攻撃は最大の防御!やられる前にやるしかないです」。それは“武山暗殺計画”。しかしアルコール漬けの酒野には、もはや村上のウソと謀略を見抜けるような力は残っていなかった。
村上に操られるがまま酒野が向かった先は、反社グループのアジト。酒野は絵に描いたような青年アウトロー・飯山と対面し、宣言する。「武山を殺してくれ~!」と。その言葉を聞いて目の奥で笑う村上。このまま酒野は、村上裏切り劇場の餌食となりはててしまうのか?そして武山の命は?酒の恐ろしさを知らしめるHate Alcoholプログラムを酒野が始めた真の理由が、最終回で明らかとなる。