ベネズエラ出身の前・横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレスさんとともに、3人の子育てに奮闘する妻・ラミレス美保さん。長男ケンジくんがダウン症をもって生まれてきたことをブログで明かし、そのポジティブマインドは、大きな話題となりました。
8月21日(土)、22日(日)放送の『24時間テレビ44』(日本テレビ系)では、そんなラミレス一家に密着。「超ポジティブ!ラミレス大家族に密着 ダウン症の長男と歩んだ6年間」が紹介されます。
ラミレス美保:実は、ケンジはダウン症をもって産まれてきました。出産するまでダウン症として産まれてくることは知らなかったのですが、出生してダウン症と知った時には、大きな衝撃を受けたのは事実です。
このとき、夫のラミレスさんの
「wow これって誇らしいことだね。 すごく嬉しい。 神様から僕たちのところに選ばれて ダウン症という宝物が届いたんだよ。 大切に育てようね」
という言葉を聞き、ポジティブな考えに変わったというラミレス美保さん。
いまでは、明るく元気なケンジくんから元気をもらっていると言います。
ラミレス美保:ダウン症の子は生まれ持った合併症がある子が多く、ケンジもその一人でした。出生後、大きな心臓の手術を受けたりとあの小さい身体で戦った、まさに侍魂を持つ男の子です!
「彼が産まれてきてくれて私自身の考え方もすごく変化しました」とラミレス美保さん。
合併症や手術など、様々な困難にも負けず、小さな身体で戦ってきたケンジくん。
彼を温かく見守り、愛情いっぱいにサポートするラミレスさんご夫婦の姿に勇気づけられる方も多いのではないでしょうか。
ラミレス美保:ケンジがダウン症だという理由で色んな決断をやめたことはありません。ケンジは言語がまだまだ弱いし、突然予想外の行動に出ますが笑い泣きこれがケンジであって彼の個性。沢山の方にケンジの個性を知ってもらいたい。そんな想いでいっぱいです
ケンジくんの個性を尊重しながら、様々なことに挑戦しているラミレス美保さん。
ブログにはそんなたのしいラミレス家の日常がつづられています。
ラミレス美保:ケンジも5歳になって まわりの5歳とはだいぶ差がついてきたけど それでいいじゃん。って思います。それがケンジだから。私たちがケンジを受け入れたように社会、学校、友達、みんながこういう子達を何の偏見もなく受け入れてくれる社会になりますように。
公園で小学生低学年くらいの男の子たちに一生懸命話しかけていたケンジくん。
男の子たちも「名前は?好きな動物は?」と聞いてくれたらしく、
「何だこいつは?だけど気になるからコミュニケーションとろうぜ!みたいな。そういうのが好き。」とブログに綴りました。
ラミレス美保:スペシャルニーズも健常者もみんな違ってみんないいんです。みんなで助け合ったり、同じ目標に向かうこと。そんな空間が共有できたらと思い立ち上げました!!私たちの隣にスペシャルニーズがいることが普通である日常をもっと日常へ。
2020年4月21日、 ケンジくんの5歳の誕生日に一般社団法人「VAMOS TOGETER」を設立したラミレスさんご夫婦。
スペシャルニーズのある人たちと健常者が一緒に楽しめるイベントの企画やスペシャルニーズの自立を応援しています。