北朝鮮による拉致のひとつの目的とされる「背乗り(はいのり)」とは?
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 21日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、北朝鮮による拉致の目的を事情に詳しい人物が推察した。

 この日はデイリーNKジャパンの高英起氏と特定失踪者家族の藤田隆司さんをゲストに招き、北朝鮮による拉致問題について話を聞くことに。

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 「北朝鮮が日本人を拉致した目的は?」という質問について、高氏は北朝鮮には日本語を流ちょうに話すことができる人物も多く「言葉に関してはわざわざ拉致する必要がない」として「70年、80年代に多かったのは背乗り(はいのり)」だと説明した。

北朝鮮による拉致のひとつの目的とされる「背乗り(はいのり)」とは?
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 竹山が「背乗りは聞いたことがない」とコメントすると、高氏「簡単に言うと(工作員が日本人に)成りすますということ」と解説。北朝鮮国籍だとアメリカや韓国に行くことが難しいため、日本人のパスポートを手に入れるためになりすましをしている可能性があると語った。

 高氏によると、北朝鮮で有名な工作員が日本人になりすましている免許証が証拠品として存在しているそう。工作員は拉致した日本人の名前を使い、公的機関で住民票をとって戸籍に入り込み、免許やパスポートを取得して海外での情報活動をするようになるという。

 拉致された日本人については現在はどうなっているのかは不明。高氏はこの背乗りが拉致をする一つの大きな理由で、そのほかにも「日本の社会の生の情報を得るため」と、インターネットがない時代に直接日本人から話を聞く手段でもあったのではないかと推察したが「それにしては、あまりにも非人道的。許されないこと」と憤った。

北朝鮮が日本人を拉致した目的は?
北朝鮮が日本人を拉致した目的は?
現地の写真を多数紹介、北朝鮮潜入リポート!(1時間6分頃~)
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