アニメ「うらみちお兄さん」第8話での、主人公・表田裏道(CV:神谷浩史)による忖度の説明が「メンタルの勉強になる」と反響を呼んでいる。
本作は、WEBマンガ誌「comic POOL」にて連載中の久世岳氏によるコミック「うらみちお兄さん」が原作。爽やかだけど情緒不安定な体操のお兄さん・表田裏道の日常を描くブラックコメディだ。
前回の第7話では、番組内で薬味をテーマにした新コーナー「しのびのやくみ」が始まった。同コーナーで裏道は、台風でダメになったシソの怨念から生まれた“シソの神”を演じて、子どもたちの質問に答えた。さらに、シュールなシソの神の衣装に、共演者が笑いを堪えきれなくなる事態が発生。強烈なインパクトを放つシソの神に、ファンからは「癖が強すぎて忘れられない」「破壊力がすごすぎる」「息できないほど笑った」といったツイートが続出した。
8月23日より順次放送中の第8話「忖度と良心」では、裏道が子どもたちの疑問に答えた。子どもに「忖度ってなに?」と質問された裏道は、「相手の気持ちを推し量ること……といえば聞こえはいいけど、大きな権力の前では選択権や自主性は与えられない。明日を生きたければ、偉い人の顔色を上手にうかがおうねってことだよ」と説明。さらに、裏道は「じつは大人は大して難しい話をしていない。自己保身に走るあまり、言い換えや置き換えで複雑そうに見せているだけ」とも語った。
裏道の忖度についての説明は共感を呼び、Twitter上では「説明がいままで見た中で一番わかりやすかった」「メンタルの勉強になりました笑」「頭めっちゃよくない?」「共感しかない」「心に刺さった…」「何気にタメになる回でした」といった感想が続出していた。
第8話「忖度と良心」
【あらすじ】
番組収録中に男の子が一人ぐずってしまう。そんな男の子に裏道がかけた言葉は……。
一方、ウサオとクマオは呼び込みがあったにもかかわらず、なかなか出てこない。
2人の間に、一体何が!?
(C)久世岳・一迅社/「うらみちお兄さん」製作委員会