秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまが、小室圭さんと年内に結婚される方向で調整が進められているというニュースが大きな関心を集めている。
結婚延期が発表されて以降、なかなか進展がみられなかった中で、なぜこのタイミングで大きく動き出したのか。テレビ朝日社会部・宮内庁担当の遠藤行泰記者が解説する。
Q.このタイミングで具体的なスケジュールが明らかになった背景には何が?
率直に申し上げると、よくわからない。宮内庁の幹部も「なぜ今日だったんだ」と首をかしげている。ただ、いくつか水面下での動きはあった。その要因の1つは、小室さんが7月にニューヨークで司法試験を終えたこと。まだ合否は出ていないが、アメリカの法律事務所ではよくある話のようだが、合格率が高いため、合否が出ていない段階でも就職が決まるケースが多々あるという。生活の基盤ができたということで、結婚を前に進めてもいいという判断があり、水面下での調整は進んでいたようだ。
そして、もう1つ大きな理由だと思うのは、今後秋から冬にかけて皇族の誕生日などが控えていること。誕生日に合わせて、国民に向けてお言葉を発するのが皇室の慣習となっていて、それは記者会見だったり文書回答だったりするが、会見では当然、我々記者としても(眞子さまと小室さんの)ご結婚についてご質問する。こうした日程を踏まえて、結婚に関する発表のタイミングを宮内庁は慎重にさぐっていたような印象だが、今日マスコミ各社が一斉に伝えるということになった。
今後の注目は、まずは今月11日に紀子さまのお誕生日での文書回答にどのようなお言葉が入るのか。そして、10月23日にご本人である眞子さまのお誕生日、11月30日には秋篠宮さまのお誕生日がある。3年前の秋篠宮さまのお誕生日の際の会見では、婚約にあたる「納采の儀」を行うためには「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が必要だと、踏み込んだ発言があった。去年は「結婚を認める」としつつ、「結婚と婚約は違う」とおっしゃった。
Q.小室さんの母親と元婚約者の男性との「金銭トラブル」に進展はあった?今回の報道に男性の受け止めは?
小室さんはこれまでの経緯を28ページにもなる文書でまとめて発表していて、解決金を支払う用意があるとも言っている。これに対して元婚約者の男性側は、小室さんの母親(佳代さん)から直接説明を受けたいと要望している。さっそく今日、男性側を取材すると、「今日の報道は寝耳に水でした」と話していて、「男性と佳代さんの間の金銭トラブルについてその後の進展はありません。以前から申し上げている通り、佳代さんから直接説明を受けたいと要望していますが、いまだ実現していません」と戸惑いを隠せない様子だ。
Q.今後、結婚に向けては具体的にどのような動きが進んでいく?
新型コロナの状況を見ながらという変数はあると思う。通常であれば、結納にあたる「納采の儀」、さらに天皇皇后両陛下にお別れのあいさつをする「朝見の儀」などと続く。これを行わない方向で調整を進めているということだが、宮内庁としてはまず、年内を目指して結婚の発表をしていくのではないかとみている。
一時金については、皇室経済会議という総理も出席する会議で金額を確定させるが、おそらく1億円以上になるとみられる。しかし、お二人はこのお金を受け取らない方向で調整を進めることになりそうだと関係者は話していて、これは大変異例なことだと言える。
Q.結婚後はどのような生活を送ることになるとみられる?
結婚後はニューヨークに2人で住むとみられる。眞子さまは皇室を離脱し、一民間人になられるわけだが、しばらくの間は警護官が付くことになるだろうと語る関係者もいる。「しばらくは」という言い方で、当面はマスコミも関心を寄せて取材などが行われる可能性もあるので、様子を見ながらということだと思う。
Q.小室さんが帰国して国民に説明をするようなことは想定されている?
そこが最大の関心事と言っても過言ではないと思う。宮内庁の関係者も、文書の公表では説明が十分だとは思っていない。眞子さまとお二人で、国民に向けて会見などのかたちで説明する場があってもいいのではないか、と話す関係者もいる。
(ABEMA NEWSより)