11日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、竹山が自身の父親の「延命処置」の体験について振り返った。
番組では「現代社会の闇 介護の現実 第2弾」と題して、ゲストに『誰も書かなかった介護現場の実態 現役介護士が直面する現代社会の闇』(彩図社)著者の宇多川ちひろ氏や、介護ボランティアの経験を持つザブングル加藤らをゲストに招き、介護現場の実態にせまっていった。
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トークテーマが「意識不明の父の自然死を待つか、植物人間を承知で延命処置をおこなうか」になると、竹山は「自分の実生活で体験している」告白。
竹山が22歳のころに、52歳の父親が脳出血で倒れたという。飛行機で東京から地元に戻って病院を訪れると、意識がなく人工呼吸器を着けた父親の姿を目の当たりにした竹山。医師から父親は脳死状態で、延命処置をするかどうか問われたそうだ。
父親には以前から、そのような状態になったときには延命処置をしないようにと言われていたものの、家族会議の結果「奇跡が起こるかもしれない」という思いもあって延命処置を選択。しかし、竹山の父親は延命処置の甲斐なくその1週間後に他界してしまう。
1週間、竹山の家族は交代で父親のもとを訪れて来客などに対応。ある日、竹山が兄と交代しようと夜の10時ごろに父親の個室を訪ね、2時間ほど今後について話し合っていると、父親の目から一筋の涙が流れたそう。
竹山は「生きてるよ! 聞こえてるんだよ!」と驚き、医師に話を聞いてみたところ「涙腺の管理がきかくなったため起きた現象で、ただの偶然」という答えが返ってきたという。
しかし竹山は「言われたんだけれども……」と、あのとき父親に意識があったのかもしれないと当時を振り返り、加藤も「偶然とは思えないですよね」とコメントした。