新潟を、いや現在のアイドル・シーンを代表するグループ:Negiccoが、ニュー・アルバム「ティー・フォー・スリー」をリリース。池田貴史(レキシ)や坂本真綾、堂島孝平、OKAMOTO'Sなど豪華なクリエイターが参加した今作は、Nao☆、Megu、Kaedeの三人から溢れ出る、鮮やかで優しい空気感を纏い、極上のポップ・アルバムとして完成した。今回はメンバーのMeguにアルバムを語りおろして貰った。
――先日は中野サンプラザ公演の成功と全国ツアー完走、おめでとうございます。その中で「ティー・フォー・スリー」収録の“土曜の夜”を初披露されましたね。そんな今回のアルバムですがどんなアルバムになりましたか?
「『ティー・フォー・スリー』は『三人でお茶を』っていう意味なんです」
――おお、そのまんまだ(笑)。
「アハハ。でも深い思いを感じるんですよ。3月にリリースした『矛盾、はじめました。』のリリース・イベントは、メンバーが体調を崩して、全員揃って完走することが出来なかったんですね。だけどその時に、普段は普通だと思ってる三人で活動出来る事の嬉しださったり、三人でいる事の心強さを改めて感じて、やっぱりNegiccoは三人なんだなって、強く思ったんですね。
だから、このタイトルに決まった時に、その気持ちがアルバム・タイトルにも反映されたのかなって。だからこそ、色んな方に作って頂いた楽曲を、三人らしく、Negiccoらしく歌いたいなって、今回は特に強く思いましたね。それから、そういう(不完全な)リリイベになってしまったけど、それでもファンの方が暖かく応援して下さって。そこに絆も感じたり、改めて色んな事に気付かせて貰えましたね」
――今回は今までに比べると大人っぽい感触のアルバムですね。
「そうですね、確かに。それは、メンバーの纏まりが、今まで以上に高まってるからだとも思いますね。『Rice&Snow』以降のツアーでは、『三人でしっかり合わせる』事をすごく大事にしていたんですよ。生バンドでのライヴが多かったので、そこではバンドに負けないように歌が大事になってくるし、メンバーごとに声や唄のバランスをすごく考えてたんですね。今回のRECも、メンバーの声を聴きながら録ったりもしたんですよ」
――三人のバランスを感じながら録ったんですね。
「そうです。『ここはかえぽのハモりに合わせよう』とか、『ここはNao☆ちゃんの歌声を立てよう』って、どうやったら三人で、良い歌声を響かせられるのかなって。今までのアルバムもすごく良いアルバムだったからこそ、それの更に上に行きたいと思ったんですよね。そして、それが実現できたアルバムだと思います」
――では、DJ Megu(MeguはDJとしても活動している)的にお勧めの曲は?
「お!DJ目線ですね!いいですね~そういうの。初めてで嬉しいです(笑)。でもどんな風に喋ったらいいんだろう……」
――別にDJキャラ付けなくていいですよ(笑)。
「どの曲も大好きなんだけど、“マジックみたいなミュージック”みたいな、ディスコっぽいサウンドはDJでもよく使うので、DJ的に使いやすい曲かなって。ここから“スウィート・ソウル・ネギィー”に繋げたりとか、いろいろ考えてます。でもメンバーで、みんな素敵な曲ばっかりだし、サウンドも幅広いから、推し曲は絞れないねって話してます。
その中でも、Nao☆ちゃんは坂本真綾さん(“私へ”)や岩里祐穂さん(“RELISH”)のファンなので、そんな方が参加して下さった事に感激していて。かえぽ(Kaede)も堂島孝平さんが大好きなので、“SNSをぶっとばせ”で作詞して頂いた事に喜んでいて。私もMEGさん(“おやすみ”)に作詞をして頂いたり、いろんな夢が叶ったアルバムだと思いますね」
――DJ Meguとしてもお話を伺いたいんですが、DJを始められてどれぐらいになりますか?
「5年ぐらいですね。Perfumeさんとか中田ヤスタカさんのサウンドが好きで、イヴェントで中田さんのDJをみて、格好いいな、やってみたいなと思ったのがキッカケで。そんな話をしていたら、connieさん(Negiccoサウンドの要とも言えるプロデューサー)が誘ってくれて、そこからスタートしたんですよね」
――DJ Meguのプレイはどんな楽曲が多いですか?
「テクノ系とかディスコ系とかが多いですね。あと、懐メロとかJ-POPのクラシックもかけます。お客さんがみんな楽しんでくれる曲だと、私も楽しくなるし、私が楽しんで廻すと、更にお客さんも楽しんでくれるっていう」
――そういう相乗効果が生まれるんですね。
「でも楽しすぎて、下げちゃいけない方のフェーダーを切っちゃったり、ヘッドフォンが抜けちゃったり(笑)」
――では、最近のDJ Megu的なレコメンドは?
「Suchmosさんとか、若い世代の、格好いいブラック・ミュージックみたいなタイプが最近面白いなって。おしゃれだし格好いいですよね。それから、(山下)達郎さんを改めて聴き直したり、田島貴男(オリジナルラブ)さんとお仕事させて頂くようになったのをきっかけに、オリジナル・ラヴを改めて聴いて、影響を受けたりしてます」
――そして7月にはNegiccoのワンマンがNHKホールで行われますね。
「デビューしてからすぐに『ポップジャム』に呼んで頂いて(04年)、それから11年経った去年、『MJ』に出演させて頂いて、Perfumeさんとも再会できて。NHKホールは、そういった思い出深い場所で、思い入れしかない場所なんですね。そこにワンマンで立てるのは、今からもう嬉しくて嬉しくて!
だから、Negiccoの事を応援して下さってる方には、絶対来て頂きたいです。7月20日がNegiccoの結成記念日なので、それから10日後の、14年目に突入したNegiccoを見に来て欲しい。……ホントにもう『来て欲しい!!』って気持ちでいっぱいですね。自分たちにとっても、ファンの方にとっても、NHKホールで笑顔あふれるライヴにしたいです!」
「ティー・フォー・スリー」は発売中
<ライヴインフォ>
Negicco 13th Anniversary
『Road of Negiiiiii ~TADAIMA~ 2016 Summer at NHKホール』supported by サトウ食品
日時:2016年7月30日(土)開場17:00/開演18:00
場所:NHKホール(渋谷区神南2-2-1)
・Negiccoオフィシャルホームページ先行6月6日(月)18:00~6月13日(月)23:59
・チケット一般発売
7月2日(土)10:00~