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舛添都知事の政治資金流用問題で、都議会では15日の本議会に向けた委員会の理事会が開かれ、自民党を除く8会派が不信任決議を提出した。舛添都知事は辞職か、議会の解散を迫られる事態となった。

この件に関して6月14日のAbemaTVの報道番組「AbemaPrime」の「喧嘩上等!バトルスタジアム」ではMCのケンドーコバヤシ、番組キャスターの小松靖アナ(テレビ朝日)を中心に、政治評論家の有馬晴海氏、慶応義塾大学の金子勝教授のほか、複数の議員・政党が出演もしくは書面で出演した。

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<出演した議員>
村井英樹氏(自民党 衆議院議員)
平木大作氏(公明党 参議院議員)
落合貴之氏(民進党 衆議院議員)
辰巳孝太郎氏(共産党 参議院議員)
丸山穂高氏(おおさか維新の会 衆議院議員)
山本太郎氏(生活の党と山本太郎となかまたち 参議院議員・中継出演)
荒井広幸氏(新党改革 参議院議員・事前インタビュー収録)

<書面での出演>
社民党 
日本のこころを大切にする党

生出演した議員は全員30~40代の若手議員で、熱い議論を繰り広げた。

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■ほぼすべての政党から「辞任すべき」

5政党の議員はすべて「舛添氏の辞職は妥当」という意見であったが、共産党の辰已孝太郎議員は「政党助成金の使い方自体について見直す必要がある」など、政治とカネに対する政治家のスタンスや仕組み自体を問う声も上がった。

その中で、唯一「舛添氏続投」を訴えたのは山本太郎議員だった。

山本議員は「舛添さんには続けていただく。公私混同した部分に関しては返還していただくとして、あまりに叩かれすぎている」と、石原慎太郎都知事時代の政治資金の不透明性などを例にあげた。

また山本議員は「あまり良いことではなかったが、実務家として才能はある方、そのままやっていただく。むしろ、舛添問題でほとんど語られない甘利さんの問題を追求してほしい」と舛添都知事の陰でほとんど報道されなかった甘利前経済再生担当大臣の不起訴・政界復帰について言及した。

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●過熱する報道の中で、ほんとうに悪いのは?

山本議員の発言を受けて、金子勝教授は「舛添さんを確かに叩きすぎ。甘利さんはテープが残っててもOKとか、(小渕優子議員は)ハードディスクをこわしちゃえばOKとか、ちょっと閣僚にびびっているというか、マスコミが及び腰。叩きやすいやつを叩いている印象。騙されてる感じがする」と同調。

甘利氏の判決は清原氏の判決と同日、復帰会見は舛添都知事問題のさなかという甘利氏に関してネットで囁かれる「陰謀論」のようなものがあるかのように示唆した。

それに対して、丸山穂高議員が「これは臨時国会で追求したい問題です」と反応すると、金子氏は「自民党にとってもいいと思う。ああいう人たちを一掃して、若い人がやればいい」と、少し過激な「老害論」を展開した。


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