29日19時からAbemaTVのSPECIAL PLUSチャンネルにて、MAN WITH A MISSION(以下:MWAM)が映像作品『狼大全集IV』のリリースを記念したスペシャル生番組「MAN WITH A MISSIONの酒場放狼記~狼大全集Ⅳ発売記念~」が放送された。6月29日(水)リリースの同DVDに収録されるライブツアーの裏話など、ここでしか聞けないトークを披露する予定だったが、想像を超える自由な生放送となった。
某所の居酒屋を貸し切って(?)行われた同番組は、もともとはMWAMが「ジャンケン・タナカの酒場放狼記」として行っていたインターネット番組。今回はDVD発売記念ということで舞台をAbemaTVに移し、ギター・ボーカルのジャン・ケン・ジョニー、ボーカルのトーキョー・タナカ、ベースのカミカゼ・ボーイ、そして“飼育係”こと飼育好男の3匹+1人で、某居酒屋の店内で盛大に行われることとなった(DJサンタモニカとスペア・リブは欠席)。
メンバーそれぞれの会いたい人をゲストに迎えて進行した番組は、お笑い芸人たちのおかげでハイテンションなまま後半へ突入。そしてトーキョー・タナカのリクエストにより、やっとミュージシャンのゲストが登場。Dragon AshのKJとRIP SLYMEのSUという、超豪華な2名だ。
MWAMとKJの出会いは、NIRVANAの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のカバーでコラボしたことがきっかけだったとか。そこからライブ会場で頻繁に会うようになったそうだが、ある日KJのお店に飲みに行ったとき、真冬にもかかわらずKJがタクシーからタンクトップ姿で出てきたそうで、ジョニーは思わず「季節!」と心の中でツッコんだという爆笑エピソードがさっそく飛び出した。
いっぽうのSUは、開口一番「説明して! なんで呼ばれてるのか全くわかんない。別に仲良くないよ?」と衝撃発言。KJいわく「そもそもSUさんと音楽の話したことある人いないと思う」とのことで、SU自身も「どっか地方のフェスで一緒になって朝までワーッと飲むとか、対バンで呼ばれて朝までワーッと飲むとか、あと僕らのイベントに出てもらって、ワーッと飲むとか……」と、自然な流れで夜の狼たちとの交流を暴露してしまう。
しかし、20年来の仲だというKJとSUのトークは絶好調。KJが知り合った当時のSUは超貧乏だったらしく、「ケルビン・クラシック」というカルバン・クラインのパチモノブランドを着ていたんだとか。ところが「ただ今日は……?」とドヤ顔で胸を張ったSUが着ていたのは、本物のカルバン・クライン! まるで事前に打ち合わせたかのような掛け合いに、店内は爆笑に包まれた。
そんなSUだが、突然「RIP SLYMEがあるのはKJのおかげ」と真剣な表情を見せる。どうやらKJが知り合った時にはSUはまだメンバーではなかったらしく、何度か目の共演時に初めてメンバーとして知りあったんだとか。「普通は(新メンバーに)若いの入れるじゃん。いちばん年寄り入れちゃったから」と笑いを誘ったSUだが、「Dragon Ashのライブを観て初めて泣いたんですよ、悔しくて。カッコよすぎて。それで、RIP SLYMEがんばろう! って思った」と、自身のブレイク前から主催フェスなどに誘ってくれていたKJへの恩義を語った。
ここで飼育好男がDVDのPRを始め、ジョニーは「スゴクライブ感ヲ重視シタ映像ニナッテマス。個人的二良イナト思ッタノハ、海外ツアー時ノドキュメントデスカネ。外国人ノ反応ガリアルデ、最初ゼンゼン興味ナカッタ人タチガドウヤッテ徐々二MWAMヲ知ッテクレタカッテイウノガリアルデ、裏舞台モ観ラレルドキュメントタッチ二仕上ガッテマス」としっかりDVDをPRした。