日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第36期鳳凰戦A1リーグの第11節B卓が11月4日に行われ、前田直哉が+77.2の好成績でリーグ残留を濃厚にした。
決定戦進出ラインまで、170ポイント近く離れていた前田は、残り2節で実施的に残留を決める戦いになっていたが、今節はほぼ一人浮きの快勝。マイナスポイントをほぼ返済し、暫定3位の藤崎智の成績次第では、最終節に大逆転での決定戦進出まで見えてくる状況となった。「降級がほとんど消えたので、最終節は一つでも順位を上げられるようにしたい」と、対局後には笑顔も見えていた。
【試合結果】
1位 前田直哉 +77.2
2位 西川淳 +7.6
3位 紺野真太郎 ▲4.5
4位 古川孝次 ▲80.3
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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