東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー競技場について、都内の「海の森水上競技場」から別の場所に変わる可能性も出てきた。現在、日本ボート協会と都の調査チームが意見交換中だ。そのきっかけは、海の森水上競技場の当初予算が69億円だったのに491億円に膨れ上がったことと、選手からも反発が出ていることだ。
15日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では五輪出場経験5回のボート選手・武田大作氏の意見を紹介した。「羽田空港が近く、飛行機が離発着を頻繁にするため集中できない。基本的に我々は基本的には淡水で漕いでいます。海水の方がぬめっとしているし、浮力も違う。最大の問題は横から吹き付ける風です。これが結果に影響を与える。選手をもてなす場としては不適切です」と語った。