「不正は全くやっていないから、その点は自信があった。勉強して結果が残せるように頑張りたい」
 27日に都内で開かれた会見で、三浦弘行九段はそう語った。
 事の発端は、7月に浮上した三浦九段への”不正疑惑”にさかのぼる。「対局中に離席が多く、将棋ソフトを使用しているのではないか」と他の棋士から指摘され、日本将棋連盟も調査を開始。三浦九段への聞き取りを行った上で、10月に年内の出場停止処分を下す。「疑念を持たれたままでは対局できない」と語っていた三浦九段だったが、結果として7大タイトルの一つ「竜王戦」を欠場せざるを得ない事態に追い込まれた。