東日本大震災から6年。フリーアナウンサーの柴田阿弥が初めて被災地を取材、気仙沼市唐桑に移住した女の子たちを訪ねた。
 "ペニンシュラ(半島)"に"Iターン"したことから、自分たちのことを「ペンターン女子」と呼ぶ彼女たちが暮らす唐桑は、人口およそ6000人の港町だ。6年前のあの日、海を生業にしてきたこの町を津波が襲い、海沿いの家は全て破壊され、今もそこに家を建てる人はいないという。
 柴田がまず訪れたのは、ペンターン女子のリーダー、根岸えまさん(25)。東京都出身だが、都内の企業の内定を断って唐桑に移住しもう2年になる。この日は後継者不足に悩む漁師の仕事を知ってもらおうと 地元の中学生たちに漁を体験してもらうプログラムの手伝いをしていた。