女優の羽田美智子(48)が今月13日に肺腺がんのため亡くなった女優の野際陽子さん(享年81)について、生前のエピソードを明かしている。
 羽田と野際さんは2010年にドラマ『花嫁のれん』(フジテレビ系)でそれぞれ女将と大女将いう役どころで共演、痛快な嫁姑バトルを繰り広げた。それ以来、シリーズ化された同作において4度に渡り共演し、第4シリーズは2年前に放送された。
 野際さんは、周囲に心配をかけまいと、病を抱えていることを羽田をはじめとするごく一部の人以外には暫く秘密にしていたようで、当時の野際さんについて、羽田は「思えば3年前、『花嫁のれん』撮影の合間に『周りにご迷惑と心配をおかけしたくないから秘密にしてね』と病のことを告げられ、『周りに伝えて少し配慮していただいほうがいい』という意見など聞くはずもなく、、数人とだけ秘密を共有して、病と闘いながら、見事に撮影をこなされていました。幾度となく陽子さんを襲った病。何度も何度も打ちのめされそうになりながらも、その度驚くような回復力で打ち克ってきた不死身の陽子さんでした。」「『武士のようでしょ?』と笑いながら見せてくれた、美しい白い背中に出来た大きな傷跡は痛々しく、、相当苦しかったはずなのに、いつも涼しい顔で、どこまでも完璧で美しい女優であり続けました。」「こんなに強い方を初めて知りました。こんなに美しい方も初めて知りました。」と振り返る。