8月、自民党の筆頭副幹事長に抜擢された小泉進次郎氏。党の選挙対策や広報などを担当、衆院選では、全国50カ所以上で応援演説し存在感をアピール、自民党勝利の立役者となった。そんな小泉氏が、党内の"安倍一強"に対し釘を刺す場面が増えている。
 自民党の圧勝が伝えられた直後には「今までは"野党をぶった切る自民党"というイメージが強かったと思うが、その野党の声に耳を傾ける自民党でなければいけない。総理へ向けられている厳しい目というのは、誰よりも総理自身が感じていると思う。だから、この議席の数が信頼を物語っているものかといえば、私はそうだとはいえないと思う」とコメント。また、野党の質問時間を削減するという自民党の提案にも猛反発、「野党の質問時間をしっかり確保すること。それは当然だと思う。そして、野党にとっては政権に対峙する唯一の機会と言っても限らないのが、この質問だから、それはすごく大切なこと」と注文を付けた。