13日から9日間にわたり、全15公演を行っているAKB48グループ。3日目となる15日には、「中井りかソロコンサート~中井りかキャンペーン中~」、4日目の16日には、「岡田奈々ソロコンサート~私が大切にしたいもの~」、5日目の17日には「横山由依ソロコンサート~実物大の希望~」、そして6日目の18日には「指原莉乃ソロコンサート~アイドルとは何か?~」が開催された。
■中井りかソロコンサート~中井りかキャンペーン中~
”新潟から東京に黒い天使として降臨する”というオープニング演出で、初のソロコンサートとは思えないほど堂々とステージに登場した中井りかは「全然声が出てない！」「やる気あるの？」と客席を煽るなど、“りか姫”と呼ばれる彼女らしいMCで会場を盛り上げる。
パフォーマンスも”りか姫ワールド”全開。お姫様らしい天蓋付きのベッドや、キャバクラのVIPルームなどをイメージしたステージ、自ら意見を出して構成したというセットリストを展開していった。
最後には、「いつかまたソロでステージに立ちたい」と宣言。また「NGT48から目を離さないでほしい」とグループに気を遣った発言をしたかと思いきや、「特に中井りかをよろしくお願いします！」と茶目っ気たっぷりに自身をアピールし、最後まで”りか姫”らしいパフォーマンスを繰り広げた。
■岡田奈々ソロコンサート~私が大切にしたいもの~
歌唱力と表現力の高さに定評のある岡田はバックライトに照らされながら「考える人」をアカペラで歌い始めて、自身のソロライブをスタートさせた。
生バンドやダンスブロック、ジャズアレンジなど多彩な演出が施されたこの日のライブ。初のソロ曲「コイントス」では会場中のペンライトが真っ赤に染まる。苦悩をテーマにした楽曲が続いたかと思うと、ピンク色の衣装で会場3階から大好きなチョコミントを配りながら王道アイドルソング「ななきー」を披露するなど、さまざまな表情でファンを魅了。そんな岡田の写真集発売の情報が発表されると、「奈々だけに一人7冊でお願いします！」と茶目っ気たっぷりにアピールした。
「1回きりで終わりにしたくないので、2回目3回目とやりたいですし、いつかはソロデビューを目標に頑張っていきたいと思います」と語ると、会場から割れんばかりの拍手と声援がステージに贈られる。「どんな目標も夢も、皆さんがいてくれたら叶う気がするので、これからもずっとずっと見守って支えて頂けたらうれしいです」と感謝を述べてから、「イキルコト」でコンサートをフィナーレに導いた。
■横山由依ソロコンサート~実物大の希望~
横山初のソロコンサートは「Oveture」で会場の熱気を早くもピークに高めてから、ソロ曲「月と水鏡」でスタート。冒頭のMCでは「どうですか？ （いきなりしっとりした曲で）度肝抜かれました？ （1曲目は）わーってなると思いました？」と観客に問いかけ笑いを誘った。
「私のヒストリーを皆さんと一緒に振り返りたい」という彼女の思いで組まれたセットリストは、オーディションを受けた時、チーム昇格、初選抜など、その時々の思い入れのある楽曲で構成。中盤では、CHEMISTRYと「PIECE OF A DREAM」で共演。15年前に彼らのコンサートを観て歌手になることを夢見た横山は「CHEMISTRYさんのファンの中で1番幸せです。すみません」とステージ上で幸せを噛みしめた。ライブの終盤には「失敗を恐れずに果敢にいろんなことにチャレンジすることが私、横山由依の生き方」と語った後で、「まだまだ、AKB48で頑張って、メンバーと一緒に叶えたい夢もありますし、私自身2018年は飛躍の年にしたい」と集まったオーディエンスに思いを伝える。そして最後はピアノ、笛、ギターを演奏する映像の中の横山との“合奏”で「365日の紙飛行機」を届け、初のソロコンサートを締めくくった。
■指原莉乃ソロコンサート~アイドルとは何か?~
指原のソロコンサートは本日19日からスタートしたリクエストアワーにちなみ、「指原莉乃リクエストアワーセットリストベスト25 2018」と銘打ち、自身が選んだ楽曲をランキング形式で披露。指原のソロ楽曲はもちろん、HKT48をはじめ、AKB48や自身がプロデュースを行う=LOVE、そして「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」なども盛り込まれたセットリストを展開し、終始客席からは大きな歓声が上がった。
コンサートの中盤には、1月24日に発売されるAKB48の9枚目のアルバム「僕たちは、あの日の夜明けを知っている」収録曲の「恋愛無間地獄」を、南こうせつとのデュエットで初披露。 同じ大分県出身・南とのスペシャルな共演に、場内からは大きな拍手が起こった。
そんな中、昨年総選挙1位の公約としてバラエティ番組で発表した「さしこ100%やります」と宣言する指原の映像がスクリーン流され、続けて披露された「ジッパー」でついに”アキラ100％のお盆芸”を実行し、見事成功。そしてコンサートの終盤にはAKB48選抜総選挙で自身が1位を飾った楽曲を続けて披露した。「恋するフォーチュンクッキー」ではTRFからDJ KOO、SAMがゲストとして登場すると会場の熱気は一気に高まっていった。
終盤に指原は「うれしいです、こうやって昔から応援してくれている人が、今でも来てださって…すごく感謝しています」と集まったファンに感謝の気持ちを伝えた。アンコールが終わっても歓声は鳴り止まず、ダブルアンコールに突入。ソロデビュー曲「それでも好きだよ」を披露して、ソロコンサートは終幕を迎えた。
（C）AKS
