「今思えば、少し軽率であったのかなと」。そう片山さつき地方創生担当大臣が釈明したのは、「口利き」疑惑に関与したとされる税理士に参議院の「通行証」を貸し出していた問題だ。税理士について片山大臣側は過去3年半にわたって「私設秘書」として申請していたという。
 「通行証」の問題は与党議員にとどまらない。野党・国民民主党の大西健介衆議院議員も、人を介して依頼された元コンサルタント会社役員に通行証を貸与していたことがわかっている。元コンサルタントは文科省汚職事件に絡み"霞が関ブローカー"と呼ばれていた人物だ。大西議員は「まともに話したこともないのに渡したのは軽率だった」と話している。