13日、市川海老蔵が日本外国特派員協会で"Modernizing the Kabuki Tradition"と題して会見を開いた。
来年の十三代目市川團十郎白猿襲名に向け 「当然のことだが、父という存在は大変大きい。祖父である十一代目が早くにこの世を去ったので、父は10代で父を亡くした。歌舞伎の世界で、その年で後ろ盾を無くして大きな名跡を継ぐというのは、修行でも試練でもなく、それ以上に本当に大変なことがあったと推測する。その中で父は團十郎を襲名し、歴代の團十郎の中でもより長く名乗った。歌舞伎十八番、新十八番、そして市川家に伝わるその他のものを教わった。父や祖父は私の中で超えられない存在。だから襲名を発表させていただくと同時に"白猿"という俳名も名乗ろうと相談させていただいた。私の尊敬の気持ちが伝わったら良いなと思う。父は市川團十郎という名前を生前に継がせられないものかと考えていたが、それはできなかった。あと1年半弱。もう少し心の中で父に向き合っていきたい」と心境を明かした海老蔵。