AKB48の武藤十夢が7日、Twitterで気象予報士試験に合格したことを発表した。
武藤は「先程のネ申テレビで発表させて頂きましたが改めて」とし、「気象予報士試験に合格することが出来ました!!!5年間頑張って本当によかった、、☆応援してくださった皆さん本当に本当にありがとうございました!!」と、登録通知書を手にした笑顔の写真を掲載した。
武藤の先生として約1700日にわたり指導を行っていたのが、気象予報士の飯沼孝氏。飯沼氏は8日、自身が気象予報を務めるAbemaTV『AbemaMorning』に出演し、その“舞台裏”を語った。
武藤が本格的に気象予報士を目指したのは『AKB48 ネ申テレビ』の企画から。飯沼氏は当初、依頼を断ろうと思っていたというが「本人に会ってみたら元々気象予報士、お天気キャスターを目指していたということで、その熱意に負けた」と指導を始めたという。
気象業務支援センターによると、気象予報士試験の平均合格率は5.5%という難関。さらに、今回の合格率はそれを下回る4.7%という難しさで、飯沼氏は「すごく嬉しかったですね。番組の生放送に立ち会って、喜びの涙も見たし笑顔も見たし、一緒になって喜びました」とコメント。
武藤には「すごいよ!これ本当にすごいことなんだよ!」という言葉をかけたそうで、「人気アイドルグループのメンバーということだけではなくて、大学卒業後は大学院にも進んで、(気象予報士の)勉強できるのかなと。忙しいスケジュールの中で勉強時間を確保するのも大変だったけど、よく頑張った」と改めて頑張りを称えた。
武藤は8回目の挑戦で悲願の合格。これまでの挑戦を見てきた飯沼氏は「それまでに何回も落ちて、本気の悔し涙を見た。横にいて一緒に泣いたこともある。でも、昨日の喜びの涙というのは、今までの辛い涙を一掃するくらいのものだった」と説明。
また、生放送を見て今後活躍する姿が見えたといい、「最初は高気圧の“こ”の字もわからなかったところからスタートして、実際にスタジオで天気予報をやってみた時は『資格を取ってもキャスターできないな』と。ところが昨日はすごく上達していて、これはいける、すぐに天気予報の依頼来るぞ、と思うぐらい成長しました」とエールを送った。
(AbemaTV/『AbemaMorning』より)