AbemaTVで放送中の『日村がゆく』12月11日（水）は“2020年どこよりも早い！賞レース対策会議”を放送。お笑い芸人の上田航平（ゾフィー）が『コントで食える人』を増やすべく革命案について明かし、スタジオを沸かせた。
数多くの賞レースが存在するお笑い界で勝ち上がる為、どのような対策をして賞レースに挑んでいるのか？そして次の賞レースはどう勝負するのか？かもめんたる、ゾフィー、空気階段をゲストに迎えて行われた、今回の徹底討論。
その中で上田は「どうしても伝えたいことがある」とこの場を借り「コントで食える人を増やしたい」と野望を語った。日村に“コントで食える人”の定義について問われた上田は、「端的に言うと、そんなに知名度なくても音楽で食えてる人いるじゃないですか。そんなに知名度なくても、映画やドラマに出て食えてる人いるじゃないですか。そんな知名度なくてもコントで食えてる人がもっと増えてもいいじゃないかって」と自身の想いを語った。
「ほんとそうだよね」と頷く日村に、重ねて上田は「やっぱり（KOC）準決勝まで行った人が食えてない。決勝行ったのに、食えてない人もいる状況なわけですよ。逆にM-1は準決勝行って食えてる人がいる。だから僕はここを変えていきたい。コント業界に革命を起こしたいという思いで来ました」と熱弁。
そこで「何か構想はあるの」と日村に質問された上田は『コント村』というプロジェクトについて解説した。『コント村』では、上田に加え秋山（ハナコ）、加賀（かが屋）、林田（ザ・マミィ）というコントが大好きな4人が“コントをどう盛り上げていくか”をテーマにオールナイトトークイベントなどを開催。現在イベントはチケット発売から2秒で完売するような需要があるらしく「こんだけコントの話を聞きたい人が山ほどいるのに、食えてない奴多すぎるだろって」と、上田はもどかしい想いについて語った。
さらに今後の展望として「コント村の村民をどんどん増やしていって、この集団の中でクラウドファウンディングみたいなのをして、コント番組をやれるじゃないか」と語る上田。
「そうすればここにいる人たちもそこで面白いコントを作るだけでお金が入ってきて、とりあえずそれで飯が食えてるって状態になるじゃないですか。もっといったら『スポティファイ』みたいなサブスクリプションの流れで『コンティファイ』みたいなコントのサブスクを作る。それでそれぞれがネタをあげて、例えば空気階段のブラックなネタを見れば他にも『こんなブラックなネタがオススメです』ってブラック系のネタが飛んでくる。そしたらどんどんブラック系（のネタ）が好きな人が増えていく。で、これで月額980円！そういうことができたら、みんなにお金が入ってくるはずなんですよ！」と壮大な計画を語った。
さらに上田は若手のコント人口が激減していることを懸念。「とりあえずコントで食える状態でKOCに出たい。KOCで決勝行ったら食えるってなったら、みんな目指すじゃないですか。このままだったらコントが伝統文化になってしまう。『昔のヤツやってんのね』みたいな。分母が減ってるんですよ」とコントを取り巻く現状を嘆き「ほんとにみんなバイトしてて。ハングリー精神を養えとか言われるけど、本当のハングリーじゃネタ書けないんですよ。ご飯が食べたい。お腹が空きました」と強く訴えた。
上田の話を聞いて、日村は「設楽さんとそんな話をしたことがある」と告白。バナナマンは最初のころはお金がないことから、全国ツアーを車で移動していたようで、「それが楽しくて、これである程度稼げて生活できればこんな良いことはない！」とコメント、岩崎う大（かもめんたる）は「若さに圧倒されちゃいました」とポツリ、スタジオの笑いを誘っていた。
▶動画：にゃんこスター伝説的新ネタを公開！日村がゆく#122
