叡王戦段位別予選(五段戦)が11月4日に行われ、佐藤慎一五段(38)が門倉啓太五段(33)に129手で勝利した。
雁木模様で始まった将棋は、門倉五段が中盤にリードを奪ったかに見えたが、終盤に向けて佐藤五段が一気にリード。そのまま一気に押し切るかと見られた。ところが佐藤五段が勝勢と見られたところから、一気に形勢は門倉五段に傾き、詰みまである状況に。それでも秒に追われた門倉五段が詰みを逃すと、再び勝機は佐藤五段に。今度は逃さず最後は即詰みに討ち取った。対局後の感想戦では、両者とも頭を抱えて振り返っていた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。五段戦は21人が参加、たった1つの本戦出場枠を争う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)