昨年、プロ将棋界初となるドラフト会議を盛り上げた一人が、佐藤天彦九段(33)だ。「第3回AbemaTVトーナメント」のドラフトで、1巡目、2巡目ともに重複となり、2回連続でくじが外れに。それでも斎藤慎太郎八段(27)、阿部光瑠六段(26)とチームを結成、予選を見事に突破すると、本人も予選で渡辺明名人(棋王、王将、36)との大熱戦が、棋士の間で“ベストバウト”にも選ばれた。普段はまったりと、戦う時は情熱的に。そんな佐藤九段は、「第4回ABEMAトーナメント」のドラフトでも重複は「覚悟しています」と言い切った。