「SNSで知り合って」「SNSで繋がって」。世界中の人々とのアクセスを可能にしたSNSが発達した昨今、未成年の少女をターゲットにした悪質な所業が後を絶たない。少女たちの無知さや好奇心に付け入り、鬼畜と化した大人たちが獣の如く襲い掛かる。卑猥な写真や映像を要求し、恐喝する。エスカレートの果てに少女たちは、命の危険すらある凶悪犯罪の餌食となっていく…。毎日のようにニュースとして流されるSNSを媒介とした事件は、日本だけの病理ではなかった。チェコ発の実験的囮ドキュメンタリー『SNS-少女たちの10日間-』(4月23日公開)がそれを教えてくれる。まさに“百聞は一見に如かず”を地で行く衝撃作を生み出した共同監督の一人である、ヴィート・クルサークに緊急インタビューを実施。本国チェコでの公開後の余波から、おぞましき大人たちの逮捕劇などを聞いた。