我らが「と金ボーイ」本領発揮!小山初段、振り駒で「と」5枚にファン大喜び「芸術的な振り駒」「これはプロの仕事」/将棋・ABEMAトーナメント
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 日本で最も振り駒で注目を集める若者が、期待通りの投げっぷりだ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Bリーグの第2試合が5月8日に放送された。同大会では毎試合の第1局の前に振り駒で先手・後手を決めることになっているが、ここでファンを楽しませたのが小山泰希初段。過去にもABEMAトーナメントで記録係と振り駒を担当し、歩の裏である「と(金)」を多く出すと話題だったが、この日はなんと5枚全てが「と」。これ以上ない結果に、ファンが大喜びとなった。

【動画】チーム康光 対 チーム糸谷 全対局

 振り駒は、記録係などが盤から歩を5枚取り出し、閉じた両手でしっかり振り混ぜてから、放り投げるもの。歩の枚数が3枚以上であれば主に上位者が先手に、裏の「と」が3枚以上であれば下位者が先手になる。今回の試合は、チーム康光とチーム糸谷の対戦だったが、レジェンド3人が揃うチーム康光が「振り歩先」(表の枚数が多い場合に駒を振った側が先手となること)に。小山初段がいつもどおりの仕草から勢いよく放った歩は、きれいに全て裏返し。ABEMAトーナメント開始以来「と金ボーイ」「しゃかしゃかボーイ」などと呼ばれて親しまれている中、“パーフェクト”な結果を出してみせた。

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 ABEMAのコメント欄も、ファンはこれが見たかったとばかりに、大量の書き込みが短時間で集中。「さすが小山さんだぜwww」「芸術的な振り駒」「これはプロの仕事」「本気出してきたな」「振り駒する時なんか神々しく見えてきた」と、小山初段の人気ぶりを改めて再認識させるほどの量が投稿される事態となっていた。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

山崎八段「え、そうなの!?」
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試合開始前から舌戦
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しゃかしゃかと振る小山初段
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