男の本能とロマンに従って書かれた“妄想ネタ”で話題の男女お笑いコンビ・ニッキューナナの斎藤琴音が、揺れる乙女心、さらには父親の反応に関する悩みを告白した。
ニッキューナナといえば、峯シンジが“あの手この手”で斎藤に身体的接触を図る「男の妄想コント」で人気を集めているが、ときに峯が斎藤の胸をソフトタッチならぬ、ハードにガツガツ触ることも珍しくない。そんな「妄想の被害者」である斎藤は、一人の女性として次のように心境を明かした。
「笑ってもらえれば色々と複雑な感情も消化(昇華)されますけど……ウケなかったときは私的にも『おやおや?』ってなりますよね(笑)。舞台に一人ポツンと『あの子、何やってるんだ』みたいな雰囲気になって、単なる公開処刑ですよね」
一方、「下ネタの深さ、素晴らしさは、人間性がにじみ出るところにある。男の本能に従ってネタを考えています」と胸を張って話すネタ担当の峯だが、妄想スタイルになった経緯について、意外な事実を明かした。
「現在のスタイルになったのは、斎藤からの提案を受けてのこと。結成当初は普通のネタをしていましたが、斎藤の演技力があまりに無さすぎてコントが成立せず、彼女からの提案で下ネタを取り入れてみることになりました。いざ女の子と一緒に下ネタをやると、ドキドキハラハラで見栄えもいいようで。とてもいい感じになりましたよ」
越えるべきハードルは「斎藤のお父さんとサンドウィッチマン」
しかし、名前が売れはじめ、露出が増えると新たな問題が二人に持ち上がった。それは「斎藤のお父さん」問題だ。そのことについて斎藤は次のように話す。
「お父さんがi Padを手に入れて以降、ネタはもちろん、ツイッターまでくまなくチェックするようになりました。その結果、仙台にある実家に帰省した時には『パパに良いネタの代案があるんだよ』と言って、私たちの芸風を全力で阻止されました(苦笑)」
仙台といえば、地元のサンドウィッチマンが大人気。斎藤はお父さんにしばしば芸風を比較され、チクリと刺されることもあるという。しかし、当の本人は「異性の化学反応です」とケロリ。さらに峯に関しても「ウチラは体を張った芸ですが、妄想を凝縮してネタを披露しているし、合意の上ですから」と強気な姿勢を崩さない。
コンビとしてバランスが取れている二人のようだが、一つだけ食い違いがある。それは「付き合っているのでは?」という周囲の声に対する反応だ。
「ファンはもちろん、芸人仲間にも『付き合ってるんでしょ!?』と言われます。私は否定するんですけど、峯くんが曖昧で、その影響が私に及ぶんですよ! まぁ、割とどうでもいいんですけどね(笑)」
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