８日、東大教授らとスウェーデン・カロリンス研究所チームが、18歳～39歳の成人女性25％に異性間の性交渉経験がないという研究結果を発表した。2016年にはドラマ「逃げ恥（TBS）」が放送され、女優の石田ゆり子がアラフィフの高齢処女役を演じて話題を集めている。14日に放送されたAbemaTV『Abema的ニュースショー』では実態を調査し、その条件に該当する一人のアラサー女子の本音から問題の本質に迫った。
東大大学院卒で元日経新聞記者、さらに元セクシー女優の作家・鈴木涼美氏（35）が取材に訪れたのは27歳のけい子さん（仮名）。今まで男性とのお付き合いはなく、性交渉の経験も無いという。そんなけい子さんを見るなり鈴木氏は「お顔もキレイでスタイルもいいので男性とお付き合いされたことがないのがすごく意外」と驚いた様子を浮かべた。
その理由を問われたけい子さんは「私が好きになるタイプの幅がすごく狭いと思う」と切り出すと「ある程度顔が整っていないと好きっていう感情が湧かない。好きなタイプの顔は小学校からずっと俳優の藤木直人さんです」と笑顔を浮かべると、さらに「最近好きなのは俳優の吉沢亮」と続けた。一方、今日まで至った自身の性格については「好意を持った男性への思いを引きずるタイプで、自分から告白をする勇気もない」という理解も口にした。
「27歳で処女というと相手に引かれる」「自分はヤバイんじゃないかという恐怖感」など次第に率直な心境を語り始めたけい子さんの異性との交遊関係はどうだったのか。鈴木氏が聞くと次のように振り返った。
「インターネットの出会い系やマッチングを活用してデートをするなどの努力はしている。ある程度の見た目と強引さが相手にあればとは思うが、同世代の男性は全く強引に来ない……」と切実な思いも明かした。
そんな状況を反映するかのように、女性向けの派遣型サービス業が活況だという。「ムツゴト」を運営するカオルさん（40代前半）は「バージンセッション」なる処女向けコースを設けており、好評だと説明した。
「処女の方という観点でいうと、30歳を控えた29歳の人がとくに多い。その次が39歳、さらに49歳の方もいる。基本的には普通な感じの真面目な女性が大半で、性的な事は何をしていいのか分からず、自分に自信が無いなど一歩が進めないという理由が多いようだ」
取材を終えた鈴木氏は「女性は基本的には男性の勇気が出るのを待っていればいいという時代ではなくなってしまった。以前は家族同士のつながりで決まっていた結婚も、今では自由恋愛が普通。しかしパワハラなども言われる昨今、男性からは誘いにくくなっている背景はある。それゆえに上手くきっかけが掴めない女性が多いのだろう」と話した。
最後に1987年に6.2%だった処女率（30～40歳）が、2015年ではおよそ倍の11.9%に増えたという調査結果（上田ピーター医学博士などによる調査結果）が示されるとMCを務める千原ジュニアは「人と出会えるツールは遥かに増えているはずなのだが」と驚きを隠せない様子だった。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
▶4人に1人がセックス未経験 増え続ける高齢処女を鈴木涼美が直撃!
湯布院 混浴ツイッターで炎上騒動
10万人に1人の難病 体重20kgの女性が奇跡の出産 夫婦の葛藤とは
