今、無駄をなくしたシンプルライフを送る、いわゆるミニマリストが増加している。
その一人、けんさんは引っ越してきたときの1割程度の荷物で暮らす。献立に悩む時間や無駄なお金を使わないよう、食事の内容はほぼ毎日同じ。テレビも捨て、2年間でおよそ200冊の漫画を手放し、読みたいときは漫画喫茶へ足を運ぶという。「服を選ぶということがものすごくストレスで、全部同じにすればそれもなくなるというふうに思い、どんどん物を捨てた結果、今の状態になった。物をどんどん捨てていくと、自分にとって必要な物と不必要な物が分かってくる。今後、現金がなくなってほしいという思いはある。大学のコンビニとかに行くと、ものすごい行列ができていて、みんなが現金で払っている。スマホでピッてやるだけになればいい。ただ、スマホを持ったことで、せかせかしている感じもする」と話した。