将棋の王座戦五番勝負第1局が9月2日、神奈川県秦野市「陣屋」で午前9時から行われて、斎藤慎太郎王座(26)と永瀬拓矢叡王(26)の戦いは、62手目で千日手が成立、指し直しとなった。
 初防衛を目指す斎藤王座の後手、2つ目のタイトルを目指す永瀬叡王の先手で始まった対局は、スピーディな進行から一転、昼食休憩前の2手に両者長考、約2時間を要する展開に。その後、中盤のせめぎ合いとなるところで、同一局面が4回繰り返されたことで、千日手が成立した。