将棋の王位戦七番勝負第6局2日目が9月10日、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で始まった。前日9日に、初防衛に王手をかけている豊島将之王位(名人、29)が封じた36手目が明かされ、初タイトルを目指す木村一基九段(46)の手番で、対局が再開した。
 豊島王位の2連勝、木村九段の2連勝の後、豊島王位が3勝目をあげてタイトルに王手をかけている同シリーズ。豊島王位は、過去の3期のタイトルは全て奪取で、本局に勝利すれば初のタイトル防衛となる。木村九段はタイトルを奪取すれば、史上最年長での初タイトル獲得。本局に勝利して、夢をつなげたいところだ。