将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が10月17日に行われ、藤井猛九段(49)が瀬川晶司六段(49)に105手で勝利し、二次予選進出にあと1勝とした。
 先手番となった藤井九段は、オリジナルの四間飛車「藤井システム」を採用。終盤は激しい攻め合いになったが、端に追い詰めた瀬川玉をしっかりと寄せ切り、勝利を収めた。
 藤井九段は次局、井出隼平四段(28)と二次予選進出をかけて対戦する。
 ◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。