将棋の竜王戦七番勝負の第2局が10月24日に2日目を迎え、京都府京都市の「総本山仁和寺」で再開した。前日に後手番の豊島将之名人(29)が66手目を封じ手。初防衛を目指す広瀬章人竜王(32)の手番から、注目の2日目が始まった。
竜王戦七番勝負としては5度目となる「竜王対名人」の頂上決戦になった同シリーズ。第1局は豊島名人が逆転で勝利を収めた。両者の過去の対戦成績は8勝8敗の五分。直近5局では広瀬竜王が4勝1敗とリードしている。本局は、相掛かりの出だしから、持ち時間はほぼ同じペースで消費していたが、封じ手となった66手目で豊島名人が1時間20分を超える長考。現在では、広瀬竜王が1時間以上のリードを持っている。