将棋の竜王戦七番勝負第4局が11月22日、山梨県甲府市「常磐ホテル」で2日目を迎えた。初防衛を目指す広瀬章人竜王(32)が封じた51手目が明かされ、初の竜王を目指す豊島将之名人(29)の手番で、午前9時過ぎから、対局が再開した。
竜王戦史上5度目となる「竜王対名人」の頂上決戦となった同シリーズは、第1局から豊島名人が3連勝。タイトル奪取に王手をかけている。広瀬竜王にとっては昨期、フルセットの末につかんだタイトルだけに、あっさりと4連敗で手放すわけにはいかないところだ。過去、両者の対戦成績は10勝8敗で豊島名人がリードしている。