将棋の朝日杯将棋オープン戦の二次予選が11月29日に行われ、深浦康市九段(47)が井出隼平四段(28)に117手で勝利した。深浦九段は午後7時からもう一局行い、勝利すれば本戦出場が決まる。
 深浦九段が居飛車、井出四段が四間飛車という対抗形で進んだ将棋は、深浦九段が井出四段の端攻めに苦労する局面もあったが、中盤から終盤に向かうあたりで一気に形勢でリード。その後は逆転を許さず、そのまま勝ち切った。
 深浦九段は中村修九段(57)と渡辺大夢五段(31)の勝者と、午後7時から本戦出場をかけて対戦する。