将棋の棋聖戦二次予選が12月9日に行われ、羽生善治九段(49)が千田翔太七段(25)に111手で勝利した。羽生九段は次局、戸辺誠七段(33)と対戦する。
羽生九段は、過去16期も保持したことがある棋聖位獲得に向けて、今期は順位戦A級のシードで二次予選から登場。同じくB級1組シードの若手実力者・千田七段との対戦になった。過去の対戦成績では1勝1敗の五分だったが、本局では先手の羽生九段が積極的に攻める展開に。千田七段からの反撃もあったが、自陣から浮上した玉をうまく守りつつ千田玉の寄せに成功。見事に振り切った。