テレビ放送のネット同時配信が可能になる改正放送法が成立したことを受け、来春からの試験配信に向けた準備を始めているNHK。しかし、一度提出した案に“費用が膨らんでいる”として総務省が計画の再検討を要求、サービス提供時間を限定やBS放送のチャンネルを整理削減も盛り込んだ「見直し案」の提出を余儀なくされるなど、実現に向けて民放も巻き込んだせめぎあいが続いている。
 他方、ニュースサイト「ガジェット通信」による『ネット流行語大賞2019』では「NHKをぶっ壊す」が金賞に入るなど、受信料問題やスクランブル放送導入を訴えて国会で議席を獲得した「NHKから国民を守る党」(N国党)が国民の大きな関心を集めている。