カルロス・ゴーン被告の記者会見は、当初30分を予定していたプレゼンテーションが1時間を超え、質疑応答が始まった。英語、フランス語、アラビア語に加えポルトガル語でも回答したゴーン被告からは、「Netflixとの契約はありません」とのコメントも飛び出した。
 会見を聞いた元検事の落合洋司弁護士は「饒舌だが、あまり中身は無かった。今までに報じられてきたゴーン氏側の主張をなぞっているだけで、特に目新しい話もなかった。同情を買おうという話がとにかく長く、自分には功績があるにも関わらず日産の一部の人たちに陥れられたと強調していた。今までの経緯や問題点を知っている人からすると、主張はわかるが、それで直ちに無罪になるのか、という疑問が非常に強く残ったと思う。語りたいという意思を強く持っていて、わかってもらいたいんだというのはよくわかったが、無罪だというのであれば、なぜ日本で裁判を受けて自らの正当性を明らかにし、無罪を勝ち取るという選択をしなかったのか」と疑問を呈していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)