「貧しさゆえ、親に捨てられた兄妹。山の中をさまよい歩くと年老いた魔女に保護された。しかし1カ月後、兄妹は助けてくれた魔女を煮え立つ鍋に突き飛ばし、殺してしまった。魔女が貯めていた金貨まで盗み、家を飛び出した2人だったが、数日後に逮捕。殺人と窃盗の罪に問われた兄妹は、金貨を盗んだ事は認めたものの、殺害に関しては“魔女に食べられそうになった”ことによる正当防衛だと主張した」。
これは奈良県生駒市のコミュニティーセンターで始まったばかりの新たな取り組みだ。これは「強盗殺人」なのか、それとも「単なる窃盗」か。集まった40人超の小中学生たちは「強盗殺人なら、もっと早く実行していると思う」「殺す前からお金があると分かっていたので、お金を盗るために魔女を殺したと思う「単なる強盗だと思う」「窃盗だと思う」「殺人…」と、自らの意見を発表していく。