おぎやはぎの小木博明と矢作兼がMCを務めるトークバラエティ『おぎやはぎの「ブス」テレビ』#144（毎週月曜21時～）が3日、AbemaTVにて放送。暗い自分を隠すために長年明るいキャラクターを演じてきた一人の女性が、4人のイケメンから褒められまくる1泊2日を過ごし、素の自分を好きになる様子がリアリティーショー形式で公開された。
#141で同様の企画が行われた時は、超ネガティブで自己肯定感の低すぎる芸人・後藤奈央が、素直な気持ちを表現できる前向きな女性に変身した。その第二弾となる#144は、奇抜なファッションや明るい言動で番組を盛り上げてきたモリィこと大田萌加が主人公。モリィは「高校生の時からずっといろんなものを“装備”して生きてきた。その姿がモリィ」と打ち明け、「モリィとして振る舞ってるうちに、このままだと大田萌加という女の子がいなくなっちゃうんじゃないかと……」と悩んでいたとのこと。そのため、今回の旅行では「大田萌加として過ごしたい」と、番組でいつも見せてきた奇抜な服装＝装備を封印。ごく一般的なカジュアルファッションに身を包み、「大田萌加」として参加した。
4人のイケメンと初対面した大田は、モリィの服装の時とは打って変わっておとなしく、イケメンたちと目を合わせるのも恥ずかしい様子。口癖なのか、「すみません」「すみません」と何度も言ってしまい、タメ語を促されても抵抗感を見せた。最初の記念撮影では、緊張しているのか表情もガチガチ。無意識に照れ隠しをしてしまい、ついモリィのようなおどけた振る舞いが顔を覗かせてしまう場面もあった。
そんな大田だったが、イケメン4人とコテージの周りの自然豊かな公園を散策しているうちに、ちょっとずつ態度に変化が。ロープウェーに乗ったり、神社でおみくじを引いて結果で盛り上がったりする中で、「今のカワイイ」「笑顔が良い」など褒められ、だんだんと自然な笑顔を見せるようになった。夕方の買い出しでは何を食べたいのか自分の意見を言え、夕飯作りではみんなにせがまれて作った筑前煮が大好評で感激するシーンも。大田は「勝負料理にします」「みんなが食べてくれることが嬉しい」と素直に喜び、満面の笑みを浮かべた。
夕食後、イケメンメンバーの一人・レイから大田に「明るく見せて、（人間関係に）踏み込まない」「防御を感じた」と指摘が。大田は「そうやって生きてきてしまったから」と口を開き、高校生の時に明るい部分を詰め込んだ「モリィ」というキャラクターを作り出したことを告白。傷つきたくない一心で本当の自分を隠してきた一方、「モリィというものに飲み込まれて、大田萌加がいなくなってしまいそう。もっと（素の自分を）出していきたい。受け入れてもらいたい」と、繊細な気持ちを打ち明けた。4人から「1日だけだけど、いいところがたくさんあった」と励まされ、「いっぱい褒めてもらえて、（自分でも気付かなかった）新しい発見があった。自信まではいかないけど、もうちょっと素でもいいんだと思った」と、朝のおどおどした表情から一変、相手の目を見て話し始めた。
いままでは「カワイイ」をわざと避けてきたという大田だが、次の日の朝には、元美容師で俳優のコータにヘアメイクをおねだりし、ワンピースを着るなど、明らかに「カワイイ」を意識するように。褒められても茶化すことなく素直に受け入れ、「なんか嬉しい。（恥ずかしいよりも）嬉しいが勝った」と明るく笑った。
大田は最後に「キライだった大田萌加という人間をすごく好きになれた。もっと自分らしくいてもいいなって思えるようになりました」「出会ってくれてありがとうございました」と別れの挨拶。「大田萌加とモリィは真逆の存在だと思っていたけど、意外と近い部分にいるんだ、明るい部分もあるんだなって気付きました。モリィの部分も残しつつ、大田萌加の部分も出して、いい女性になりたいです」と、しっかり前を向いていた。
▶︎動画：『おぎやはぎの「ブス」テレビ』#144
