早指しを知り、かつ早指しで強い男だからこそ、この超早指し戦においては「経験」を最優先とした。今回から3人1組の団体戦となったAbemaTVトーナメントのドラフト会議の模様が4月4日に放送され、早指し巧者で知られる糸谷哲郎八段(31)は高見泰地七段(26)、都成竜馬六段(30)と、過去の出場者2人を指名した。第2回大会で準優勝した自身も含めて3人が持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という独特なルールの経験者。「経験不足による間違いはない」と、トップ棋士でも時間に追われて凡ミスを出すこの戦いにおいて、経験こそ最大の武器とした。