プロ将棋界初の団体戦を、早くも満喫している男がいる。4月4日に放送された第3回AbemaTVトーナメントのドラフト会議。12チームのリーダーがそれぞれ意中の棋士を指名する中、木村一基王位(46)は行方尚史九段(46)、野月浩貴八段(46)と「73年会チーム」を結成した。この組み合わせに思わず感動するファンも続出したが、木村王位は「よく話している3人。誰がミスしても、ものすごく恨むか全く恨まないか、いずれにしてもきれいさっぱり」と、集まった報道陣を笑わせた。同い年3人で肩を組み、活きのいい若手をなぎ倒す。そんなイメージすらできているかもしれない。